emergency
【形】緊急の、非常用の
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
emergencyの語根はラテン語のemergere(浮かび上がる)。通常の日常の「水面下」に潜んでいた危険や問題が、突然「浮上」して表面に現れた状態を指す。つまり単なる「危険」ではなく、「今この瞬間に対処しなければならない事態が突然現れた」というコアイメージがある。だからこそ、予測できなかった突発性・即応性の高い局面で使われ、緊急の対処や特別な備えを必要とするニュアンスが生まれる。形容詞用法「非常用の・緊急の」も、そのような浮上した事態に備えるものや行為として一貫して理解できる。
2意味一覧
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名詞
緊急事態、非常事態、有事
日常の水面下に隠れていた問題・危険が突然「浮上」し、今すぐ対処を迫られる状況そのもの。予測外の突発性が核心にある。 -
形容詞(限定用法)
緊急の、非常用の
突然浮上した事態に「備える・対応する」ための、という意味。emergency exitなら「浮上した危機への脱出口」として理解できる。 -
名詞(医療文脈)
救急(患者・処置)
病院でemergencyといえば「今すぐ命に関わる状態が浮上した患者」を指し、「救急外来・救急処置」の意味で使われる。日本語の「救急」に相当する文脈で頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
urgencyと混同しやすいが、urgencyは「重要なことが急を要する」という主観的な切迫感を指し、突発性は必須ではない。emergencyは「突然浮上した客観的な非常事態」という状況そのものを指す点が異なる。例えば「締め切りの urgency(切迫感)」は言えても「締め切りの emergency」とは通常言わない。
形容詞として使うとき、emergency は名詞を直接修飾する限定用法(emergency exit / emergency landing)が基本で、「〜はemergencyだ」という叙述用法には使わないことに注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| crisis | crisisは「分岐点・危機的局面」を指し、深刻さや重大性が強調される。突発性よりも「このままでは破綻する」という深刻な転換点のニュアンスが強い。 |
| urgency | urgencyは「急を要する度合い・切迫感」という抽象的な感覚。emergencyのような「具体的な非常事態」ではなく、心理的・状況的な「緊急性」を表す。 |
| disaster | disasterは「大惨事・災害」で、すでに大きな損害が生じた結果に焦点を当てる。emergencyは「今すぐ対処すべき状態」という過程・局面に焦点がある。 |
対義語: routine(日常・通常業務)、normalcy(平常状態)
6派生語・関連語
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emerge
動詞
(問題・事実などが)浮かび上がる、現れる
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emergent
形容詞
緊急の;新興の(問題や国家などが「浮上しつつある」) -
emergence
名詞
出現、台頭(何かが浮かび上がってくるプロセス)
7コロケーション
- declare a state of emergency(緊急事態を宣言する)
- emergency landing(緊急着陸)
- in case of emergency(緊急の場合は)
8確認テスト
“The pilot announced an emergency and instructed passengers to brace for impact.”
① 緊急連絡
② 非常事態
③ 重大な警告
④ 避難指示
② 非常事態。パイロットが機内で突発的に発生した危機的状況そのものを告げており、emergencyのコアイメージ「突然浮上した、今すぐ対処すべき事態」が最も直接的に表れている。①「緊急連絡」はcommunicationの意味合いが入り不自然。③「重大な警告」はwarningに近い。④「避難指示」はその後の行動指示であり、emergencyの指す事態そのものではない。
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