lean
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
leanのコアイメージは「重心・軸が垂直から外れて一方向に寄っている」状態です。壁にもたれるのは体の重心を壁へ傾けること、前にかがむのは上半身の重心を前方へ傾けること、誰かに頼るのは「精神的な重心を相手に預ける」こと——すべて同じ「傾き・寄りかかり」のイメージから派生しています。また形容詞としての「脂肪が少ない・引き締まった」も、余分なものがなく中心に向かって締まっているイメージとして捉えられます。「無理やり何かに押しつける」のではなく、自然に重みが一方へ流れていく感覚がlean特有のニュアンスです。
2意味一覧
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動詞
傾く・傾ける
体や物の重心・軸が垂直から外れて一方向にずれていく動き。最も基本的な物理的な「傾き」。 -
動詞
もたれる・寄りかかる
体の重心を壁や物に預けて傾けること。重心が自分の外側(支持物)へ向かって移動している状態。 -
動詞
かがむ・身を乗り出す
上半身の重心を前方・下方へ傾ける動き。lean forward(前に身を乗り出す)やlean over(かがみ込む)の形でよく使われる。 -
動詞
頼る・依存する(lean on ~)
精神的・感情的な重心を相手に預けて傾けるイメージ。物理的な「寄りかかる」から転じた比喩的用法。 -
形容詞
(体が)引き締まった・やせた/(肉が)脂肪の少ない
余分なものがそぎ落とされ、中心に向かって締まっているイメージ。「脂身のない赤身の肉」や「筋肉質な体型」に使う。 -
形容詞
(時期・状況が)厳しい・乏しい
「余裕がそぎ落とされた状態」から転じて、資源や利益が乏しい困難な時期を指す。a lean year(不作の年)など。
3例文
4よくある間違い・注意点
lean on ~(〜に頼る)と rely on ~(〜を信頼・依存する)を混同しやすい。leanは「重心を預ける」という感覚的・感情的サポートのニュアンスが強く、rely onは信頼性・能力への論理的な依存を指すことが多い。
形容詞leanを「痩せた・貧相な」とだけ覚えると、lean meat(脂身の少ない肉)やlean year(不作の年・厳しい年)のように使われたときに意味が取れなくなる。「余分がそぎ落とされた」というコアから派生していることを意識しよう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| tilt | 物や頭などを意図的に「傾ける・かしげる」動作。leanより角度の変化そのものに焦点があり、人が体全体をもたれさせるニュアンスは少ない。 |
| slant | 線・面・視点が斜めに傾いているという状態を強調。leanが「動き・重心の移動」を含むのに対し、slantは静的な傾斜や偏りを指すことが多い。 |
| rely (on) | 「頼る」意味での類義語。leanが感情的・身体的サポートへの依存感覚を持つのに対し、relyは信頼・実績に基づく論理的な依存のニュアンスが強い。 |
対義語: stand upright(まっすぐ立つ)、be independent(自立している)
6派生語・関連語
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leaning
名詞
傾向・好み(「心がある方向に傾いている」状態) -
lean-to
名詞
片流れ屋根の小屋・庇(壁に「もたれかかる」ように建てた建物)
7コロケーション
- lean on ~(〜に寄りかかる/〜に頼る)
- lean forward / lean back(前に身を乗り出す/後ろに身を引く)
- lean meat(脂身の少ない肉・赤身肉)
8確認テスト
“During the lean years after the recession, many small businesses struggled to survive.”
① 健康的な年月 ② 景気のよい時期 ③ 苦しい(乏しい)年月 ④ 忙しい時期
③「苦しい(乏しい)年月」が正解。leanのコアイメージ「余分なものがそぎ落とされた状態」が「資源・利益・余裕が乏しい」という意味に転用されている。景気後退後の厳しい時期を指すlean yearsは「不況期・苦しい時代」を意味する重要表現。①②④はいずれもleanのコアイメージと無関係。
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