postpone
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
postponeは「post-(後ろに)」+「-pone(置く)」というラテン語由来の構造を持つ。つまり「何かをより後ろの時点に置き直す」というイメージが根底にある。すでに予定されていたことを、意図的に未来のある時点へと移動させる動作だ。「延期する」と訳されることが多いが、単に「遅らせる」のではなく、「あらためて後の時点に設定し直す」というニュアンスがある。このため、新しい日程が未確定でも使えるし、意図的な判断・決定を伴うことが多い。会議、決定、行動など、幅広い事柄を「後回し」にする場面で使われる。
2意味一覧
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動詞
(予定・決定などを)延期する、先送りにする
すでに予定されていたものを時間軸の後ろに置き直すイメージ。新しい日時が確定している場合もそうでない場合も使える。 -
動詞
(判断・対処などを)後回しにする、保留する
行動や決断を「今でなく後で」の位置に移す感覚。物理的な予定だけでなく、決断・対応を先送りする場面でも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
delay との混同に注意。delay は「遅れが生じる・させる」という広い概念で、事故や渋滞のような非意図的な遅延にも使う。一方 postpone は「意図的に後の時点に設定し直す」という判断・決定を伴うニュアンスが強い。例えば「電車が遅延した」は The train was delayed. であり postponed は不自然。
postpone は他動詞なので目的語が必要。× ‘We postponed.’ とは言えず、必ず ○ ‘We postponed the meeting.’ のように使う。また後ろに動名詞(-ing形)を続けることはできるが、不定詞(to不定詞)は続かない点も注意(× postpone to do → ○ postpone doing)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| delay | 非意図的な遅延も含む広い語。postpone が「意図的な予定変更」に限られるのに対し、delay は天候や事故など外的要因による遅れにも使える。 |
| defer | よりフォーマルな語。権威や状況への服従・配慮から「差し控える・先延ばしにする」ニュアンスがあり、法律・行政・外交文書でよく登場する。 |
| put off | 口語的な表現で postpone とほぼ同義。ただし「気が進まないからぐずぐず先延ばしにする」という消極的ニュアンスを帯びることが多い。 |
| adjourn | 主に会議・審議・裁判などの場を「(一時)休止・延会する」場面で使う、よりフォーマルな語。その場を閉じて後日再開するイメージ。 |
対義語: advance(前倒しにする)、bring forward(早める)、expedite(促進する)
6派生語・関連語
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postponement
名詞
延期、先送り(例:the postponement of the election「選挙の延期」)
7コロケーション
- postpone a meeting / a decision(会議・決断を延期する)
- postpone indefinitely(無期限に延期する)
- be forced to postpone(やむを得ず延期する)
8確認テスト
“The committee has decided to postpone its ruling on the case until more evidence is gathered.”
① その案件に関する裁定を取り消すことにした
② その案件に関する裁定を早めることにした
③ その案件に関する裁定をより多くの証拠が集まるまで先送りにすることにした
④ その案件に関する裁定を秘密にすることにした
③。postpone は「(予定していた事柄を)後の時点に置き直す」コアイメージを持つ。ここでは裁定という決定事項を「until more evidence is gathered(証拠が集まるまで)」という条件付きで後ろにずらしているので、「先送りにする・保留する」が最も自然。「延期する」より「先送り」と訳す方が法的・行政的文脈のニュアンスに合っている。
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