tempt
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
tempt のコアイメージは「望ましいものを目の前にちらつかせて、相手の意志や理性を揺さぶること」。重要なのは、誘う側に「相手の判断や抵抗を崩そうとする」力が働いている点だ。単なる「誘う(invite)」と違い、tempt には「してはいけないとわかっていても、あるいは迷っているのに、引き寄せられてしまう」という葛藤のニュアンスが含まれる。だから「ダイエット中なのにケーキに誘惑される」「禁じられた行為へとそそのかされる」のように、道徳的・理性的な引き止めがある状況で自然に使われる。また be tempted to do の形で「つい〜したくなる」と訳すように、誘惑される側の心理的な揺れを表す用法も頻出で、欲望や衝動が理性を揺さぶる動的なプロセスがこの単語の本質にある。
2意味一覧
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動
誘惑する、そそのかす
魅力的なものをちらつかせて相手の理性・意志を揺さぶるのがコアイメージ。抵抗や葛藤を乗り越えさせようとする働きかけを表す。 -
動(be tempted to do)
つい〜したくなる、〜する気になる
受動形で「誘惑を受けた状態」を表し、理性では抑えようとしているのに心が引き寄せられる、という内面の葛藤を自然に描写する。 -
動
(食欲・好奇心などを)刺激する、そそる
食べ物や興味深いものが欲求を引き出す場合にも使われる。「意志を崩す」ほど強くなくても、感覚や欲求を揺さぶるニュアンスがある。
3例文
4よくある間違い・注意点
「誘惑する」という訳に引きずられて、常に悪い誘いかけだと思いがち。be tempted to do は「〜したくなる(が、踏みとどまる)」というニュートラルな内面描写にも使われるため、文脈に応じて「つい〜したくなる」と訳せるよう柔軟に。
invite(単に誘う)や attract(引き寄せる)と混同しやすいが、tempt には必ず「葛藤・抵抗・理性を揺さぶる」要素がある。temptは誘惑される側に何らかの迷いや躊躇がある場面で使うのが自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| seduce | より強い誘惑・魅力で意志を崩すニュアンス。性的な含意を持つことも多く、tempt より意図的で戦略的な印象がある。 |
| lure | 罠にはめるように引き寄せるイメージで、tempt より策略的・詐欺的な含意が強い。相手を騙して引き込む場面で使われやすい。 |
| entice | 甘い言葉や魅力的な条件で引きつけるニュアンス。tempt ほど葛藤を強調せず、単に魅力で引き寄せる場面にも使える。 |
対義語: deter、dissuade
6派生語・関連語
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temptation
名
誘惑(されること・するもの)
-
tempting
形
誘惑的な、そそられる、魅力的な -
tempter
名
誘惑する人・もの(特に「悪魔」の意で用いられることも)
7コロケーション
- be tempted to do(〜したくなる)
- tempt A into doing(Aをそそのかして〜させる)
- resist temptation(誘惑に打ち勝つ)
8確認テスト
“The offer was so good that I was tempted to quit my current job.”
① 私は現在の仕事を辞めるよう強制された
② 私はつい今の仕事を辞めたくなった
③ 私は今の仕事を辞めることを禁じられた
④ 私は今の仕事を辞めるよう招待された
② が正解。be tempted to do は「理性では慎重にしたいのに、心が揺さぶられて〜したくなる」という内面の葛藤を表す。「強制(①)」「禁止(③)」はコアイメージと真逆。「招待(④)」はinvite のニュアンスで、葛藤の要素がない。「つい〜したくなった」という訳が tempt のコアイメージを最もよく反映している。
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