remark
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
remarkのre-は「再び・注意を向けて」、markは「印をつける・注目する」という意味を持ちます。つまりremarkのコアイメージは「何かに注意を向け、それを言葉として刻み付ける」こと。ただ漫然と話すのではなく、「あることに気づいたり注目したりして、それを言葉に出す」というニュアンスが根底にあります。そこから動詞「(気づいて)述べる・言う」、名詞「(印象に残る)発言・コメント」という意味が生まれます。また「気づく」という意味も、何かに注意のマークをつけるイメージから自然に派生します。日常的な「言う(say)」より少し改まった、何かを指摘・コメントするニュアンスが特徴です。
2意味一覧
-
動詞
(気づいて)述べる、コメントする
何かに注意を向け、そこに「印(mark)」をつけるように言葉に出すイメージ。ただ「言う」だけでなく「気づいたことを口にする」という観察が伴う。 -
動詞
気づく、注目する
「mark(印をつける)」のコアそのもの。何かに注意のマークをつけて認識するという意味から、「気づく・注目する」という用法も生まれる。 -
名詞
発言、コメント、所見
「注意を向けて言葉にしたもの」がそのまま名詞化。印象や観察を含んだ「ひとこと・所見」というニュアンスで、単なる「言葉(word)」より重みがある。 -
名詞
(批評・注目に値する)注目、言及
worthy of remarkのような表現で「注目に値する」と使われる。markをつけられるほど際立っている、というコアから来ている。
3例文
4よくある間違い・注意点
remark は「ただ言う(say)」ではなく「気づいたこと・印象を述べる」というニュアンスがある。何の脈絡もない発言には使いにくい。また remark on 〜 で「〜について述べる・コメントする」という重要な前置詞の組み合わせを覚えておくこと(on は「注意を向ける対象」を示す)。
remarkable(注目に値する・驚くべき)と混同して remark 自体に「すごい」という意味があると思い込みがち。remark はあくまで「述べる・コメント」であり、驚きの意味は派生語 remarkable に含まれる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| say | 最も汎用的な「言う」。観察・注目のニュアンスはなく、単純な発言全般に使う。remarkより口語的・中立的。 |
| comment | remarkに最も近い類義語。ただし comment はやや客観的・分析的な印象で、個人的な観察感はremarkの方が強い。 |
| observe | 「観察して述べる」という点でremarkと重なるが、observeは論理的・科学的な観察のニュアンスが強く、より改まった文脈で使われる。 |
| note | 「気づいて記録する・指摘する」という意味でremarkと重なるが、noteはより書き言葉的・公式的。 |
対義語: ignore、overlook
6派生語・関連語
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remarkable
形容詞
注目に値する、驚くべき、際立った
-
remarkably
副詞
驚くほど、著しく
-
unremarkable
形容詞
特筆すべきことのない、平凡な
7コロケーション
- remark on 〜(〜についてコメントする)
- make a remark(発言する、ひとこと言う)
- pass a remark((軽く)コメントする、発言する)
8確認テスト
“The professor remarked that few students had read the original text.”
① 教授は、原文を読んだ学生がほとんどいないことを不思議に思った。
② 教授は、原文を読んだ学生がほとんどいないことに気づいて述べた。
③ 教授は、原文を読んだ学生がほとんどいないことを強く批判した。
④ 教授は、原文を読んだ学生がほとんどいないことを記録した。
②が正解。remark は「気づいたことを言葉にする」というコアイメージを持つ。「批判した(③)」「記録した(④)」ではニュアンスが強すぎ・ずれており、「不思議に思った(①)」は言葉に出したことが含まれない。remarked that 〜 は「〜と気づいて(指摘して)述べた」が最も自然な訳になる。
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