virus
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
virusはラテン語で「毒・粘液・悪臭」を意味する言葉が語源。生物学的には「自分だけでは増殖できず、宿主の細胞に入り込んでその仕組みを乗っ取り、広がっていく微小な病原体」を指す。コアイメージは「見えない形で潜り込み、内側から広がる有害なもの」。このイメージがコンピュータ用語にも転用され、プログラムやシステムに侵入して自己増殖しながら破壊活動をする「コンピューターウイルス」という意味も持つ。日常では生物学的ウイルスとデジタルウイルスの両方で使われることを理解しておこう。
2意味一覧
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名詞
(生物学的)ウイルス、病原体
宿主の細胞に侵入し、その機能を乗っ取って増殖・拡散するという「見えない害を内側から広げる存在」のコアイメージそのもの。 -
名詞
(コンピューター)ウイルス、悪意のあるプログラム
生物学的ウイルスと同様に「システムに侵入し、内側から自己増殖しながら被害を広げる有害なもの」というイメージが転用されたもの。 -
名詞
(比喩的)害悪、毒、蔓延する悪影響
「気づかないうちに広がり、周囲を侵食する害」というコアイメージが抽象的な概念(差別・偏見・腐敗など)にも応用される用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
bacterium(バクテリア・細菌)と混同しやすいが、virusは細菌より小さく、自力では増殖できず宿主細胞を必要とする点で全く異なる。細菌には抗生物質が効くが、virusには効かないのはこのため。英語で正確に区別できるようにしておこう。
「ウイルス」とカタカナでも使われるため既知語のように感じるが、比喩的用法(hatred is a virus など)や「コンピューターウイルス」の文脈を見落としがち。文脈に応じて柔軟に訳を考えることが大切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| bacterium / bacteria | 細菌を指し、自力で増殖可能。virusとは生物学的に別物だが、日常会話では混同されることもある。 |
| pathogen | ウイルス・細菌・真菌など「病気を引き起こすもの」全般を指す上位概念。virusより広い意味を持つ。 |
| malware | コンピューター文脈での類義語。悪意のあるソフトウェア全般を指し、virusはそのうち自己増殖機能を持つものに限定される。 |
対義語: vaccine(ワクチン)、antivirus(抗ウイルス薬・ウイルス対策)
6派生語・関連語
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viral
形容詞
ウイルス性の;(SNSで)急速に拡散する、バズる -
antiviral
形容詞・名詞
抗ウイルスの;抗ウイルス薬 -
go viral
動詞句
(動画・情報などが)インターネット上で急速に拡散する、バズる
7コロケーション
- spread a virus(ウイルスを広める)
- be infected with a virus(ウイルスに感染する)
- a computer virus(コンピューターウイルス)
8確認テスト
“Fear is a virus — once it takes hold in a community, it spreads faster than any disease.”
① ウイルス性の病気
② 感染症の原因菌
③ 社会に蔓延する害悪
④ コンピューターウイルス
③が正解。この文は「恐怖はウイルスのようなものだ」という比喩表現で、virusの「気づかぬうちに広がり、周囲を侵食する有害なもの」というコアイメージを抽象的な感情・社会現象に応用している。community(地域社会)やspreads(広まる)といった語もその解釈を支えている。①②は生物学的文脈に限定されすぎ、④はデジタル文脈であり不自然。
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