dull の意味・コアイメージ・例文|VENN4000英単語

dull

/dˈʌl/
【形】どんよりした、鈍感な、元気がない、単調な、おもしろくない

重要度
13/23
ⓘ 重要度とは
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。

1コアイメージ

dull の核心
「鋭さ・輝きが失われた状態」

dullのコアイメージは「本来あるべき鋭さや輝き・活気が削がれた、くすんだ状態」です。刃物の「切れ味が鈍い」状態を原点に考えると理解しやすい。空が「どんよりしている」のは光の鋭さが失われた状態、人が「鈍感・頭が鈍い」のは感覚の鋭さが失われた状態、話や授業が「退屈でつまらない」のは知的な刺激・輝きが欠けた状態、痛みが「鈍い」のは鋭い痛みとは対照的にぼんやりした状態。どの用法も「本来あるべき輝き・鋭さ・エネルギーが失われている」という一本の軸でつながっています。

2意味一覧

  • 形容詞
    どんよりした、曇った(空・光・色など)
    光の鋭さ・輝きが失われた状態。空や色彩に使うと「くすんだ、冴えない」というニュアンスになる。
  • 形容詞
    鈍感な、頭の働きが鈍い
    精神・知覚の「鋭さ」が失われた状態。sensesやmindに使うと「察しが悪い、反応が遅い」を意味する。
  • 形容詞
    退屈な、単調な、おもしろくない
    刺激・活気・輝きが欠けた状態。人・話・出来事に使うと「張り合いがなく飽き飽きする」感覚を表す。
  • 形容詞
    元気がない、活気に乏しい(ビジネス・市場など)
    エネルギーや活動の鋭さが失われた状態。Trade is dull.(商売が振るわない)のようにビジネス文脈でよく使われる重要用法。
  • 形容詞
    (痛みが)鈍い、ずきずきしない
    sharp painの対義語として、刃物のような鋭さのない、じんわりとした痛みを表す。a dull ache(鈍痛)が典型。
  • 形容詞
    (刃・先端が)切れない、鈍い
    最も原義に近い使い方。刃物の「鋭さ」が失われた状態で、a dull knife(切れないナイフ)のように使う。
  • 動詞
    (感覚・痛み・輝きなどを)鈍らせる、和らげる
    形容詞の状態を引き起こす動作。painやsensesを目的語にとり「鋭さを奪う」というコアイメージそのままの動詞用法。

3例文

The sky in London is often dull.
ロンドンの空はしばしばどんよりとしている。
光の輝きが失われた状態。視覚的な「くすみ」を表すコアイメージ。
He complained of a dull ache in his lower back.
彼は腰に鈍い痛みがあると訴えた。
鋭い痛みではなく、刺激の「鋭さ」が失われたじんわりとした痛みを表す。
The medicine dulled her senses and made her drowsy.
その薬は彼女の感覚を鈍らせ、眠気を催させた。
動詞用法。「鋭さを奪う」というコアイメージが動詞として表れている。

4よくある間違い・注意点

ここに注意

「退屈な」という意味でboringと混同しがち。boringは話し手が「飽き飽きさせられる」という感情に焦点を当てるのに対し、dullは対象そのものに「輝き・刺激が欠けている」という客観的な性質を表す。a dull lectureは「内容が冴えない講義」、a boring lectureは「聴いていて退屈な講義」というニュアンスの差がある。

「鈍い痛み」の意味を見落としやすい。医療や日常の身体描写では a dull pain / a dull ache の形でよく登場するため、「どんよりした・退屈な」だけ覚えておくと読み取れなくなる。

5類義語・対義語

類義語 コアイメージの違い
boring 聞き手・見る側が「退屈させられる」という感情体験を強調。dullが対象の客観的な性質(輝きの欠如)を指すのに対し、boringは主観的な反応に近い。
blunt 刃物や先端の「切れない・とがっていない」という意味ではほぼ同義だが、bluntは人の言い方が「ぶっきらぼうで率直」という意味にも使われる。dullにはその用法はない。
dreary dullより情感が強く「陰鬱で気が滅入るような」ニュアンス。天気や状況の暗さを詩的・感情的に描写する場面で使われる。
dim 光・明るさの弱さに特化しており、「薄暗い」という意味。dullが「輝きの全般的な喪失」なのに対し、dimは光量の少なさに焦点を当てる。

対義語: sharp、bright、vivid、lively、exciting

6派生語・関連語

  • dully
    副詞
    鈍く、どんよりと、退屈そうに

  • dullness
    名詞
    鈍さ、単調さ、退屈さ

  • dullard
    名詞
    頭の鈍い人、ぼんやり者(やや古風・文語的)

7コロケーション

  • a dull ache(鈍痛)
  • dull weather(どんよりした天気)
  • dull the pain(痛みを和らげる)

8確認テスト

次の英文の下線部の意味として最も自然な日本語訳はどれか。

“The painkiller dulled the sharp pain to a dull throb.”

① 鋭い痛みを、鈍くどきどきする痛みに退屈させた。
② 鎮痛剤が鋭い痛みを和らげ、鈍いずきずきとした痛みに変えた。
③ 鎮痛剤が鋭い痛みを鮮明にし、どんよりとした感覚にした。
④ 鎮痛剤が痛みを感じさせなくさせ、単調な感覚だけが残った。

▶ クリックして解答を表示
②が正解。前半のdulled(動詞)は「鋭さを奪った=和らげた」、後半のa dull throb(形容詞)は「鈍いずきずきとした痛み」を意味する。一文の中でdullが動詞と形容詞の両方で使われており、どちらも「鋭さが失われた状態」というコアイメージから解釈できる。①は意味不明、③は「鮮明にする」とコアイメージが逆、④は「感じなくなる」と言い過ぎで不正確。


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