precious
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
preciousのコアイメージは「替えがきかないほど価値が高く、大切に扱いたい」という感覚です。貴金属・宝石を指す「precious metals(貴金属)」のように客観的・経済的な価値の高さを表すこともありますが、それ以上に「その人にとって失いたくない、心から大切にしているもの」という主観的・感情的な価値を強く含みます。物だけでなく時間・記憶・人など抽象的なものにも使えます。また、皮肉的に「気取った・大げさに上品ぶった」という否定的ニュアンスでも使われる点が独特です。
2意味一覧
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形容詞
貴重な、かけがえのない
客観的・物質的に価値が高く、簡単には手に入らないというコアイメージから。宝石や希少資源などに使われる。 -
形容詞
大切な、尊い(感情的に)
「失いたくない」という感情的な価値の高さを表す。物・人・時間・思い出など幅広く使える。 -
形容詞
(皮肉・批判として)気取った、大げさに上品ぶった
「過剰に価値があるように振る舞う」というコアイメージが転じて、気取りすぎた言動や態度への批判的なニュアンスになる。 -
副詞(口語)
ほとんど〜ない(precious little / precious few)
「わずかしかないから貴重に感じる」という逆説的な用法で、「precious little(ほとんど何もない)」のように強調表現として使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「precious」と「valuable」は似ていますが、valuableは金銭・実用的な価値の高さに重点があるのに対し、preciousは感情的・個人的な「失いたくない」価値に重点があります。祖母の形見は valuable とも言えますが、precious と言うとより「心から大切にしている」感情が前面に出ます。
「precious little / precious few」という副詞的用法は入試でも出題されますが、見落とされがちです。「precious = 貴重な」とだけ覚えていると意味を取り違えます。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| valuable | 金銭的・実用的な価値の高さに重点。preciousほど感情的な「かけがえのなさ」は含まない。 |
| cherished | 「大切に思っている」という感情を強調する動詞chrishのニュアンスが強く、preciousより感情的表現として使われる。 |
| priceless | 「値段がつけられないほど価値が高い」という意味で、preciousより価値の絶対性を強調する。 |
対義語: worthless、trivial、cheap
6派生語・関連語
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preciously
副詞
貴重に、大切に -
preciousness
名詞
貴重さ、大切さ -
semiprecious
形容詞
(宝石が)半貴石の(例:semiprecious stones アメジストや水晶など)
7コロケーション
- precious metals(貴金属)
- precious time(貴重な時間)
- precious little(ほとんど何もない)
8確認テスト
“After months of preparation, they had precious little evidence to support their claim.”
① 貴重な証拠をほとんど持っていた
② ほとんど証拠を持っていなかった
③ 証拠はあったが大切に保管していた
④ たくさんの貴重な証拠があった
② 「precious little + 名詞」は「ほとんど〜ない」という強調表現で、副詞的用法のprecious。「何ヶ月も準備したのに、主張を裏付ける証拠がほとんどなかった」という意味になる。precious を「貴重な」と訳してしまうと意味が逆になるため注意が必要。
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