manner
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
mannerのコアイメージは「物事がなされる際の様子・形・型」です。ラテン語のmanuarius(手による=手の使い方)に由来し、「どのようにして行われるか」という「やり方の形」が根本にあります。一人の人間の「ふるまいの型」は態度・挙動となり、社会的に共有された「ふるまいの型」は礼儀・作法(複数形mannersで使われることが多い)となり、さらに社会全体で習慣化した「型」は風習・習慣となります。「方法」も同じで、「何かをする際の型・パターン」という意味です。文脈によって「やり方」「態度」「礼儀」と訳が変わりますが、すべて「その場に固有の様式・型」というイメージが根底にあります。
2意味一覧
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名詞
やり方、方法
「物事がなされる型・形式」がそのまま「やり方」を意味する。in this manner(このようにして)のように使われる。 -
名詞
態度、挙動、様子
「その人がとる行動の型・形」が対人関係上の「態度」になる。His manner was cold.(彼の態度は冷たかった)のように単数形で使われることが多い。 -
名詞(複数形 manners)
礼儀、作法、マナー
社会的に認められた「ふるまいの型」が複数積み重なって「礼儀・マナー」を形成する。good manners(礼儀正しさ)のように複数形で用いる。 -
名詞(複数形 manners)
風習、習慣、風俗
ある文化・時代に共有された「行動の型」が「風習・習慣」となる。日本の受験英語では見落とされがちだが、文学・歴史文脈では頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
mannerは単数形と複数形で意味が大きく変わる。単数形(manner)は「やり方・態度」、複数形(manners)は「礼儀・作法」または「風習」。試験でHe has good manner.と書くのは誤りで、He has good manners.が正しい。
in a manner of speakingは「ある意味では、いわば」という慣用表現。「ある意味での型・見方」というコアイメージから来ているが、直訳すると意味不明になるので慣用句として押さえておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| way | 最も一般的な「方法・やり方」。mannerより口語的で、特定の「様式・形式」というニュアンスは薄い。 |
| method | 体系だった「手順・手法」に焦点。科学・学術的文脈でよく使われ、mannerより手続きの論理性が強調される。 |
| behavior | 「行動・ふるまい全般」を指す広い語。mannerが「その行動の様子・型」に注目するのに対し、behaviorは行動の事実そのものを指す。 |
| etiquette | 特定の社会的場面における「公式な礼儀作法」。mannersより形式ばっていて、ドレスコードや食事作法など規則的なものを指す傾向がある。 |
対義語: rudeness、impoliteness
6派生語・関連語
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mannerly
形容詞・副詞
礼儀正しい(く) -
mannered
形容詞
(well-mannered / ill-manneredの形で)礼儀正しい/行儀の悪い;わざとらしい -
mannerism
名詞
くせ、習癖;(芸術の)マニエリスム(様式への過度のこだわり)
7コロケーション
- in a … manner(〜なやり方で・〜な態度で)
- good / bad manners(礼儀正しさ/行儀の悪さ)
- in the manner of …(〜のスタイルで・〜風に)
8確認テスト
The novel describes the manners and customs of 19th-century England.
① 礼儀作法と慣習
② 態度と習慣
③ 方法と手順
④ マナーと法律
① 礼儀作法と慣習。ここでのmannersは「ある時代・社会における行動の型(複数)」=「風習・慣習」の意味で使われており、customsと並んで19世紀イギリスの社会文化を表している。「態度」と訳すと複数形の文脈に合わず、「方法」「法律」は意味的に遠い。
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