about
【副】およそ
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
aboutの根底にあるイメージは「ある対象のまわりをぐるりと取り巻いている」状態です。古英語のonbūtan(on + be + utan「外側」)に由来し、「何かの周辺にある・漂っている」感覚がすべての意味を貫いています。「…について」は、あるテーマの周囲をぐるりと囲んで話すイメージ。「およそ・あたり」は、ある数値や場所の周辺にいるイメージ。「〜しかけて」(be about to)は、行動の直前=その周辺に位置するイメージ。「いったい何事だ」というニュアンスも、「これは何をめぐる話なのか」という本質を問う感覚です。日本語訳は文脈ごとに変わりますが、「周辺を漂う」という核心は常に同じです。
2意味一覧
-
前置詞
…について、…に関して
あるテーマの「まわり」を言葉でぐるりと囲むイメージ。話題の中心を取り巻いて語ることを表す。 -
前置詞
およそ…、約…
ある数値の「周辺」にいるイメージ。ぴったりではなく、その値のまわりにある感覚。 -
前置詞
…のあたりに、…の周囲に
物理的に「周辺を漂っている」状態で、aboutのコアイメージに最も直接的に対応する用法。 -
前置詞
〜しようとして(be about to do)
行動が起きる直前=その行動の「すぐ周辺」に位置しているイメージ。「まさに〜しかけている」。 -
副詞
およそ、だいたい
数値や時間の「周辺に」という感覚が副詞としても機能する。aboutの前置詞用法と本質的に同じ。 -
副詞
あちこちに、まわりに(動き回るニュアンス)
「周辺を漂い回る」コアイメージがそのまま副詞に。turn about(振り返る)、walk about(歩き回る)など。
3例文
4よくある間違い・注意点
be about to と be going to の混同に注意。be about to は「まさに今にも〜しようとしている」という切迫した直前の状態を表すのに対し、be going to は「(近い将来)〜するつもり・〜しそうだ」という少し幅のある未来を指す。
「about + 数字」を使うとき、around との違いを意識しよう。aboutはやや書き言葉寄り・概算のニュアンスが強く、aroundは口語でよく使われる傾向がある。実際の試験では両者はほぼ互換的に扱われることが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| concerning | 「…に関して」の意味に限定。aboutより硬い書き言葉的表現で、感情的な「漂い」ニュアンスはない。 |
| regarding | 「…に関して」の書き言葉。ビジネス文書や公式な文脈で使われ、aboutのような口語的・広範なニュアンスはない。 |
| around | 物理的・数値的な「周辺」の意味でほぼ同義だが、aroundは円状に囲むイメージがより強く、口語的。aboutは「話題の周辺」という抽象的な意味でも広く使える点で守備範囲が広い。 |
| approximately | 「およそ」の意味のみ。aboutより格式が高く、数値の概算を正確に述べる際の書き言葉的表現。 |
対義語: exactly、precisely
6派生語・関連語
-
thereabouts
副詞
そのあたりに、それくらい(「その周辺」という意味を強調した形) -
hereabouts
副詞
このあたりに、この付近で
7コロケーション
- talk about 〜(〜について話す)
- be about to do(まさに〜しようとしている)
- What about 〜?(〜はどうですか?/〜についてはどう思う?)
8確認テスト
“The train leaves in about ten minutes, so we should hurry.”
① 正確に10分後に
② およそ10分後に
③ 10分間にわたって
④ 10分以上たったら
② およそ10分後に。aboutは数値の「周辺・まわり」を表すため、ぴったり10分ではなく「10分前後」というニュアンスを与える。①のexactlyとは対照的で、③④の意味は文法的にも成立しない。「hurry(急ごう)」という文脈からも、まだ出発まで少し時間があるが確定的でない、という aboutのコアイメージが読み取れる。
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