acquire
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
acquireのコアイメージは「時間・努力・プロセスを経て、何かを自分のものにしていく」こと。ラテン語の「ad(〜に向かって)+ quaerere(求める)」が語源で、ただ手に入れるのではなく、意図的・継続的に働きかけた結果として何かが自分に定着するニュアンスがある。物(財産・領土)でも、スキル・習慣・評判といった抽象的なものでも使われるが、いずれも「棚からぼたもち」的な偶然の取得ではなく、プロセスを経た結果であるという感覚が伴う。だからこそ「習得する」「身につける」という訳が生まれるが、本質は「積み重ねて自分のものにする」という一点にある。
2意味一覧
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動詞
(技能・知識・習慣などを)身につける、習得する
努力やプロセスを経て、スキルや知識が自分に定着していくイメージ。「勉強して覚えた」ではなく「積み重ねてものにした」というニュアンスが強い。 -
動詞
(財産・企業・領土などを)獲得する、取得する
金銭や交渉など何らかの手段・プロセスを経て、物を自分のものにするイメージ。単なる「買う」より意図的・戦略的な感覚がある。 -
動詞
(評判・名声・癖などを)得る、(知らぬうちに)身につける
気づかないうちに積み重なって自分についてしまう、というコアイメージの延長。「acquired taste(後天的に好きになる味)」のように、徐々に定着していく感覚。
3例文
4よくある間違い・注意点
getやobtainと混同しやすいが、acquireは「プロセスや努力を経て定着する」ニュアンスが強く、偶然や一瞬の出来事には使いにくい。例えば「宝くじが当たった」にはacquireは不自然で、winやgetが自然。
「acquired taste」は頻出表現で「最初は好きでなかったが、だんだんと好きになった味・嗜好」という意味。「後天的に身についた好み」というコアイメージそのものなので必ず覚えておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| obtain | 「努力して手に入れる」点は似ているが、obtainはプロセスより「入手という結果」に焦点がある。技能や習慣の定着には使いにくく、acquireより中立的。 |
| gain | 「得る・増やす」という感覚が強く、gain weight(体重が増える)のように量的な増加にも使える。acquireよりカジュアルで幅広いが、「定着」のニュアンスは薄い。 |
| get | 最も汎用的で偶然の取得にも使える。acquireのような「プロセスや努力を経た定着」というニュアンスはなく、フォーマル度も低い。 |
| learn | 「学んで知識・技能を得る」文脈では近いが、learnは学習行為そのものに焦点があり、acquireは「定着した結果」に焦点がある。 |
対義語: lose、give up、relinquish
6派生語・関連語
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acquisition
名詞
取得、獲得、習得;(企業の)買収;新たに得たもの
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acquired
形容詞
後天的に身についた、習得した(acquired taste:後天的に好きになった嗜好) -
acquisitive
形容詞
物欲の強い、貪欲な
7コロケーション
- acquire a skill / language(スキル・言語を習得する)
- acquire a company / asset(企業・資産を買収・取得する)
- acquire a taste for 〜(〜をだんだん好きになる)
8確認テスト
“It took him years to acquire the confidence to speak in public.”
① 彼は長年かけて人前で話す自信をなくした。
② 彼は長年かけて人前で話す自信を身につけた。
③ 彼は一瞬で人前で話す自信を手に入れた。
④ 彼は生まれつき人前で話す自信を持っていた。
②
「years(長年)」というプロセスを経て、自信という抽象的なものが自分に定着したというacquireのコアイメージに完全に合致する。①は意味が逆、③は「一瞬で」というニュアンスがacquireと矛盾、④は「生まれつき(先天的)」でacquired(後天的)と正反対。
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