gain
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
gainのコアイメージは「プラスの方向への移動・増加」です。単なる「もらう(receive)」や「取る(take)」と違い、gainには「努力・時間・条件を経て、何かが増えたり手に入ったりする」というニュアンスが根底にあります。物理的なもの(体重・速度・距離)から抽象的なもの(知識・信頼・自信)まで、幅広いものが「増加・獲得」される対象になりえます。この「じわじわと積み上がる・増える」感覚が、「得る」「増す」「勝つ(優位を得る)」といった多様な訳語を生み出しており、いずれもコアイメージの自然な延長です。
2意味一覧
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動詞
(努力・過程を経て)得る・獲得する
努力や経過を経てプラスが積み上がるイメージ。経験・知識・信頼など抽象的なものを「手に入れる」場面でよく使われる。 -
動詞
(量・数値などが)増す・増加する
数値や量がプラス方向に移動するイメージ。体重・速度・高度などが「増える」場面に自然に対応する。 -
動詞
(競争・議論などで)優位に立つ・勝る
他者との比較でプラス側に移動するイメージ。「利益を得る=有利になる」という意味合いで、競争や交渉の文脈で使われる。 -
動詞
(時計が)進む
時計の針が余分に「増える(=進む)」というプラス増加のイメージ。My watch gains five minutes a day(私の時計は一日5分進む)のように使う。 -
名詞
利益・利得・増加
動詞のコアイメージがそのまま名詞化したもの。「増えた分・得たもの」を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
gainとgetの混同:getは「とにかく手に入れる」という中立的な語だが、gainには「努力・プロセスを経てプラスが積み上がる」ニュアンスがある。たとえばget a giftとは言えるが、gain a giftとは言いにくい(プレゼントは努力して得るものではないから)。
名詞のgain(s)は「不正な利益・私利」を含意することがある(例:personal gains)。文脈によっては「うまみ」「もうけ」といったやや批判的なニュアンスを帯びる点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| get | 最も汎用的な「手に入れる」。プロセスや努力の含みはなく、偶然でも意図的でも使える。gainより口語的。 |
| acquire | gainと近いが、よりフォーマルで「徐々に身につける」ニュアンスが強い。特にスキル・習慣・財産に使われやすい。 |
| obtain | 「申請・交渉・手続きなどを経て入手する」意味合いが強く、努力よりも「手順を踏む」プロセスが前面に出る。 |
| earn | 「正当な努力・労働の対価として得る」という「値する」ニュアンスが鮮明。gainより道義的な正当性が含まれる。 |
対義語: lose、decrease
6派生語・関連語
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gains
名詞(複数形)
利益・もうけ・成果(ill-gotten gainsで「不正に得た利益」) -
gainful
形容詞
有益な・収入を生む(gainful employment:有給の仕事) -
gainfully
副詞
有益に・収入を得て(gainfully employed:職に就いて)
7コロケーション
- gain experience(経験を積む)
- gain weight(体重が増える)
- gain confidence(自信をつける)
8確認テスト
“The airplane gained altitude rapidly after takeoff.”
① 飛行機は離陸後、すぐに高度を獲得した。
② 飛行機は離陸後、急速に高度を上げた。
③ 飛行機は離陸後、高度を取り戻した。
④ 飛行機は離陸後、高度を勝ち取った。
②「急速に高度を上げた」が正解。gainのコアイメージは「プラス方向への増加」であり、altitudeという数値が上昇していく場面に自然に対応する。①「獲得した」は日本語として不自然、③「取り戻した」はregainのニュアンス、④「勝ち取った」は競争文脈でのみ自然な表現。
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