anecdote
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
anecdoteのコアイメージは「特定の人物・出来事にまつわる、短くて印象的な実話のエピソード」です。ギリシャ語のanekdota(「未公開のもの」)に由来し、もともとは「世に出ていない秘話」を意味していました。現代英語では、会話を豊かにしたり要点を例示したりするために語られる「ちょっとした実話ベースの小話」を指します。フィクションや長い物語とは異なり、①短くまとまっている、②実際の体験・人物に基づいている、③聞く人を楽しませたり何かを伝えたりする目的がある、という三つの要素が揃っているのが特徴です。スピーチやエッセイの冒頭で使われることも多く、「抽象的な話を具体的に肉付けする小道具」というイメージで捉えると応用が効きます。
2意味一覧
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名詞
逸話・エピソード(実体験に基づく短い話)
個人的な体験や有名人にまつわる「世間に広まった短い実話」というコアイメージがそのまま「逸話」という訳に対応している。 -
名詞
(議論や説明を補強するための)具体的な例話・実例
「抽象的な主張を裏付けるために持ち出す実話の小道具」というコアイメージから、学術・ビジネス文脈では「例話」「実例談」と訳すのが自然な場合がある。
3例文
4よくある間違い・注意点
「逸話」という訳語に引きずられ、必ず有名人や歴史的人物にまつわる話だと思い込みがちだが、anecdoteは一般人の日常的なエピソードにも使う。「祖父の昔話」「友人の失敗談」なども立派なanecdote。
anecdotalという形容詞は「逸話的な」と覚えるより、「個人の体験談レベルの=科学的・統計的根拠に乏しい」というニュアンスで使われることが多い点に注意(例:anecdotal evidence = 体験談レベルの証拠)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| episode | episodeは出来事の「一幕・一場面」全般を指し、anecdoteより広い。必ずしも聞かせるために語られるわけではない。 |
| story | storyはフィクション・ノンフィクション問わず使える汎用語。anecdoteは実話に基づく短い話という縛りがある。 |
| tale | taleは物語全般(やや文学的・古風なニュアンス)を指し、长さも問わない。anecdoteは短くてポイントのある話という点で異なる。 |
対義語: data、statistics
6派生語・関連語
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anecdotal
形容詞
逸話的な;(証拠・情報が)体験談レベルの、系統的でない -
anecdotally
副詞
逸話的に;個人の体験談によれば -
anecdotist
名詞
逸話を語るのが得意な人、逸話収集家
7コロケーション
- tell / share an anecdote(逸話を語る)
- amusing / funny anecdote(面白い逸話)
- personal anecdote(個人的なエピソード)
8確認テスト
The CEO began her speech with a brief anecdote about her first job flipping burgers, which immediately won over the audience.
① 彼女の最初の仕事についての統計データ
② バーガーをひっくり返す技術的な説明
③ 最初の仕事でのバーガー販売に関する逸話(体験談)
④ 最初の仕事についての長編回顧録
正解は③。anecdoteのコアイメージは「実体験に基づく短くて印象的な小話」。CEOがスピーチの冒頭(began her speech with)で使っている点、briefという語が付いている点から「短い体験談・逸話」が最適。①の統計データはdata/statisticsに相当し、②は技術解説、④は長い回顧録でいずれもanecdoteのイメージ(短く・実話ベース・聴衆を引き込む目的)と合わない。
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