audible
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
audible の語根は「audi-(聞く)」で、audit(監査・聴講)や audience(聴衆)と同じ語源を持ちます。コアイメージは「音が耳に届くだけの強さや明瞭さを持っている状態」です。単に「音が存在する」ではなく、「人の耳がキャッチできるレベルにある」という点がポイント。音量・距離・障害物などの条件が重なったとき、その音が「聴覚の届く範囲に入っているかどうか」を表します。だから否定形 inaudible(聞こえない)とセットで使われることも多く、「かろうじて聞こえる」「ほとんど聞こえない」という微妙なラインを表現するのに重宝される形容詞です。
2意味一覧
-
形容詞
(音が)聞こえる、聴覚で知覚できる
耳に届く・キャッチできるというコアイメージがそのまま「聞こえる」に対応する。音が存在するだけでなく、人間の耳が認識できる状態にあることを強調する。 -
形容詞
(声・音が)はっきり聞き取れる、聴き取れるほどの大きさの
耳に届くかどうかのボーダーラインを意識した表現で、「かろうじて聞き取れる」や「十分聞き取れる」という音量・明瞭さの度合いを示す用法。barely audible(かろうじて聞こえる)のような表現でよく使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「audible = ただ聞こえる」と単純に覚えると、barely audible(かろうじて聞こえる)や audible to everyone(全員に聞こえる)のような「聴覚に届く範囲・程度」を表すニュアンスが読み取れなくなる。音量・距離・状況との相対的な関係を意識して読むことが重要。
visible(見える)と混同しないよう注意。audible は聴覚、visible は視覚に対応する。語根 audi-(聴く)と vis-(見る)を意識すると区別しやすい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| perceptible | 五感全般で「知覚できる」という広い意味を持ち、聴覚に限定されない。audible は純粋に耳で捉えられるかどうかに特化している。 |
| hearable | audible より口語的で非公式な表現。audible は学術的・文章的な文脈でも使われる改まった語。 |
| distinct | 音がはっきり聞き取れるというニュアンスが強く、「明瞭さ」に重点がある。audible は「聞こえるかどうか」のボーダーライン寄りの語。 |
対義語: inaudible、silent
6派生語・関連語
-
inaudible
形容詞
聞こえない、聴き取れない -
audibly
副詞
聞こえるように、聴き取れるほどに -
audibility
名詞
可聴性、聞こえやすさ -
audio
名詞・形容詞
音声(の)、オーディオ(の)
7コロケーション
- barely audible(かろうじて聞こえる)
- audible to everyone(全員に聞こえる)
- clearly audible(はっきりと聞こえる)
8確認テスト
The teacher’s voice was barely audible at the back of the large lecture hall.
① 先生の声は大きな講義室の後ろではまったく聞こえなかった。
② 先生の声は大きな講義室の後ろではかろうじて聞こえる程度だった。
③ 先生の声は大きな講義室の後ろではよく聞こえた。
④ 先生の声は大きな講義室の後ろでは聞こえすぎて困るほどだった。
②
【解説】barely は「かろうじて〜、ほとんど〜ない」という意味の副詞。audible の「耳に届くかどうかのボーダーライン」というコアイメージと barely が組み合わさることで、「かろうじて聞こえる」という微妙なラインを表している。①は inaudible(聞こえない)の訳に近く、barely を「まったく」と誤解した誤り。③④は barely の否定的ニュアンスを無視した誤りである。
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