bark
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
barkのコアイメージは「鋭く、短く、爆発的に音や言葉を発すること」。犬が「ワン!」と吠えるとき、音は突発的で鋭く、周囲に響く。この「急に強い音・言葉をぶつける」感覚が根底にある。動詞では犬が吠えることはもちろん、人が怒鳴り声を短く発する場面にも使われる。名詞では「吠える声」のほかに、木の「樹皮」という全く別の意味もある。これは木の表面がガサガサと荒れた質感を持ち、動物の皮膚(bark=皮)に由来する語義の分岐で、語源的につながりがある。コアイメージ「外側にあって鋭く目立つもの」が、音としての吠え声と、木を包む皮の両方に通じている。
2意味一覧
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動詞
(犬などが)吠える
鋭く突発的な音を外に向かって爆発させるイメージ。犬が「ワン!」と発する音そのもの。 -
動詞
(人が)怒鳴る・命令口調でまくし立てる
犬の吠え声のように、短く鋭く言葉をぶつける人間の発話。感情的で攻撃的なニュアンスが伴う。 -
名詞
吠え声;怒鳴り声
「吠える」動作が名詞化したもの。犬の鳴き声にも、人の怒鳴り声にも使える。 -
名詞
(木の)樹皮・外皮
木の表面を包む「外の層」という意味。語源的に「皮で覆う」イメージからきており、動物の皮・外皮の概念と共鳴する。
3例文
4よくある間違い・注意点
「吠える」を表す英語にはbark以外にhowl(遠吠え)やgrowl(うなる)があるが、barkは短く破裂するような吠え方に限定される。遠吠えにbarkは使えないので注意。
名詞の「樹皮」の意味は受験単語帳では省かれがちだが、長文読解で突然登場することがある。同じスペルで全く異なる意味が存在することを覚えておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| howl | 長く伸ばす遠吠えや絶叫。barkの「短く鋭い」のとは対照的に、「長く引き伸ばす」音のイメージ。 |
| growl | 低くうなる音。犬や熊が威嚇するときの「グルル」という持続的な唸り声で、barkより低く抑えたニュアンス。 |
| yell | 人が大声で叫ぶこと全般。barkが「鋭く命令的」なのに対し、yellは感情的に大声を出すことに重点がある。 |
| snap | 「ぴしゃりと言う・きつく言い返す」。barkよりもやや日常的で、苛立ちから思わず言葉が出る場面に使う。 |
対義語: whimper(クーンと鳴く)、whisper(ささやく)
6派生語・関連語
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barking
形容詞・名詞
吠えている;吠え声(英俗語で「完全に狂った」の意味もある) -
barker
名詞
呼び込みをする人;大声で客を引く人
7コロケーション
- bark orders(命令を怒鳴る)
- bark at someone(誰かに向かって吠える・怒鳴る)
- strip the bark(樹皮をはぐ)
8確認テスト
“The manager barked at the staff to finish the report by noon.”
① マネージャーはスタッフに、正午までにレポートを終えるよう頼んだ。
② マネージャーはスタッフに、正午までにレポートを終えるよう怒鳴りつけた。
③ マネージャーはスタッフに、正午までにレポートを終えたと報告した。
④ マネージャーはスタッフのために、正午までにレポートを仕上げた。
② barkは「鋭く短く言葉をぶつける」コアイメージを持つ。人間に使うとき「穏やかに頼む」ではなく「怒鳴るように命令する」ニュアンスになる。①のaskedでは温和すぎて意味が変わってしまい、bark特有の攻撃的で鋭い語気を表現できていない。
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