breakdown
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
breakdownのコアイメージは「まとまっていたものが機能しなくなって下へ崩れ落ちる」こと。動詞 break down(壊れる・故障する)が名詞化したもので、「正常に保たれていた状態・構造・まとまりが崩壊する」という感覚が根底にある。機械が故障するイメージから、人間関係・交渉・健康・精神がうまく機能しなくなる「崩壊・挫折」へ。また、大きな塊を「下に向かって細かく分解する」という方向から、情報や数値を細かく分けた「内訳・分類・説明」という意味も生まれる。つまり「崩れ落ちる」と「細かく解体する」という二方向の用法があり、どちらもbreak downの核心から自然に導かれる。
2意味一覧
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名詞
(機械・車などの)故障、機能停止
「正常に動いていたものが崩れて止まる」コアイメージが最も直接的に表れた用法。動詞 break down の名詞形として最も基本的な意味。 -
名詞
(交渉・関係・制度などの)崩壊、決裂
機械だけでなく、抽象的なシステムや関係性が「機能しなくなって崩れ落ちる」ことへ意味が広がった用法。 -
名詞
(精神・健康の)崩壊、衰弱(nervous breakdown で「神経衰弱」)
人の内面や身体が「保てなくなって崩れ落ちる」イメージ。特に mental/nervous breakdown という形でよく使われる重要な用法。 -
名詞
内訳、分類
大きなまとまりを「下に向かって細かく分解する」イメージから、費用・データなどを項目別に分けた「内訳」という意味が生まれる。 -
名詞
(出来事・情報などの)詳細な説明、解説
複雑な情報を細かく「分解して示す」ことが「わかりやすい説明」につながる。「内訳を示す」感覚から自然に派生した用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「内訳・説明」という意味での breakdown を見落としがち。financial breakdown(財務内訳)や breakdown of the figures(数値の詳細)のように、ビジネス・学術文脈では頻繁に使われるので注意。
breakdown(名詞)と break down(動詞句)を混同しないこと。名詞は必ず1語でつなげて書く(breakdown)。動詞句は2語(The car broke down.)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| collapse | 崩れ落ちる物理的・劇的なイメージが強く、完全な崩壊を指すことが多い。breakdown より一瞬・急激な崩れを含意する場合がある。 |
| failure | 「失敗・不成功」という結果に焦点を当てる語。breakdownのような「崩れ落ちるプロセス」のニュアンスは薄い。 |
| analysis | 「内訳・説明」の意味では類義語になるが、analysis は学術・論理的な分析のニュアンスが強い。breakdown はより実務的・具体的な内訳を指す。 |
対義語: stability(安定)、breakthrough(突破口、大きな進展)
6派生語・関連語
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break down
動詞句
故障する、崩壊する、(情報を)細かく分解する -
break
動詞・名詞
壊れる、壊す;休憩
7コロケーション
- nervous breakdown(神経衰弱、精神崩壊)
- a breakdown of costs / figures(費用・数値の内訳)
- breakdown in negotiations(交渉の決裂)
8確認テスト
“The accountant provided a detailed breakdown of all the expenses for the past year.”
① 崩壊
② 故障
③ 内訳
④ 挫折
③ 内訳。accountant(会計士)が expenses(費用)について detailed(詳細な)breakdown を「提供した」という文脈から、大きな費用の塊を項目ごとに細かく分解して示したことがわかる。これは「崩れ落ちる」ではなく「分解して示す」コアイメージの表れであり、「内訳」が最も自然。financial・数値に関する文脈では breakdown =「内訳」と判断できるようにしておこう。
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