bribe
【動】賄賂を贈る
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
bribeのコアイメージは「金品や利益を使って、本来すべきでない行動を相手にさせること」。重要なのは「不正性」と「意図的な操作」の二点。単なる贈り物(gift)や報酬(reward)とは異なり、相手が本来の職務・良心・ルールに反して動くよう仕向ける点が核心にある。名詞では「その不正な手段として用いられる金品」、動詞では「その金品を渡して相手を動かす行為」を指す。政治家への金銭だけでなく、子どもにお菓子を与えて言うことを聞かせるような日常的な文脈でも使われることがあり、常に「正道ではない手段で意図を達成しようとする」というニュアンスが底流にある。
2意味一覧
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名詞
賄賂;不正な手段として与えられる金品・利益
不正な行動を引き出すために渡される「物」そのものを指す。コアイメージの「不正な利益で人を動かす手段」が名詞化したもの。 -
動詞
賄賂を贈る;金品を使って(不正に)動かす
コアイメージの行為そのもの。相手の判断や行動を金品によって歪める、という動的なプロセスを表す。 -
動詞(口語・拡張用法)
(子どもなどを)ご褒美で釣る;誘い文句で動かす
政治的な汚職に限らず、「正攻法ではなく何かで釣る」というコアイメージが日常場面にも拡張される。悪意は薄まるが「本来の説得ではない手段」というニュアンスは残る。
3例文
4よくある間違い・注意点
bribeは「賄賂を贈る」も「賄賂を受け取る」も文脈次第で表せる点に注意。「The official was bribed」は「その官僚は賄賂を受け取った(受け身)」であり、「贈った」側ではない。受け取る側を主語にしたいときはbe bribed、贈る側を強調したいときはbribe+目的語の能動態を使う。
corruptionと混同しやすいが、corruptionは「腐敗・汚職」という状態・概念を指す抽象名詞であり、bribeのように具体的な金品や行為を直接指すことはできない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| kickback | 主に契約・取引における「リベート・バックマージン」を指し、ビジネス・商業的文脈で使われることが多い。bribeより取引的・組織的なニュアンスが強い。 |
| payoff | 口語的で「口止め料・賄賂」を意味するが、bribeより砕けたトーン。「報酬・見返り」という中立的な意味でも使われる点がbribeと異なる。 |
| inducement | 行動を促す「誘因・動機づけ」全般を指し、必ずしも不正ではない。bribeは不正性が必須だが、inducementは正当な文脈でも使える。 |
対義語: integrity(誠実さ)、honest means(正当な手段)
6派生語・関連語
-
bribery
名詞
収賄(罪);贈収賄;賄賂行為 -
briber
名詞
賄賂を贈る人;贈賄者
7コロケーション
- offer / pay a bribe(賄賂を渡す)
- take / accept a bribe(賄賂を受け取る)
- bribe someone into doing(賄賂を使って人に〜させる)
8確認テスト
“The coach was accused of bribing the judges to give his athletes higher scores.”
① コーチは審判員を脅して、選手に高得点をつけさせたと非難された。
② コーチは審判員に賄賂を贈り、選手に高得点をつけさせたと非難された。
③ コーチは審判員に頼み込んで、選手に高得点をつけさせたと非難された。
④ コーチは審判員を説得して、選手に高得点をつけさせたと非難された。
② が正解。bribeのコアイメージは「不正な金品・利益で相手を動かす」こと。①の「脅す」はthreaten、③の「頼み込む」はbeg/plead、④の「説得する」はpersuadeが対応する語であり、いずれも不正な対価を渡すというニュアンスを含まない。bribing=賄賂という手段で動かした、という点が訳に反映されている②が最も適切。
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