bullying
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
bullying の動詞の原形 bully の語源は、もともと「愛しい人・友人」を意味するオランダ語 boel に由来するが、時代とともに「権力や力を使って他者を怖がらせ、従わせようとする行為」へと意味が変化した。コアイメージは「力の不均衡を利用して、相手を繰り返し傷つけたり支配したりすること」。単発の暴力や諍いとは異なり、継続性・反復性・意図性が伴う点が重要。学校でのいじめだけでなく、職場でのパワハラ的行為、オンライン上のハラスメントなど、力関係が非対称な状況における支配的・威圧的な行動全般に使われる。
2意味一覧
-
名
いじめ;弱い者いじめ;威圧行為
力の強い者が弱い者を繰り返し傷つけ・支配しようとする行為そのものを指す。日本語の「いじめ」に最も近いが、より広く職場・オンライン空間でも使える。 -
名(形容詞的用法)
威圧的な、高圧的な(bullying behavior / tactics など)
「力で従わせようとする」コアイメージが形容詞的に転用され、威圧的・高圧的な言動・戦術を修飾する用法として機能する。
3例文
4よくある間違い・注意点
bullying は単なる「意地悪」や「喧嘩」ではなく、力の不均衡があり、繰り返し行われる点が本質。一度きりのトラブルには通常使わない。teasing(からかい)と混同しがちだが、bullying はより深刻で意図的な傷つけの行為を指す。
cyberbullying(ネットいじめ)、workplace bullying(職場いじめ・パワハラ)のように場所や文脈を示す語と組み合わせて使われることが多く、文脈次第で最適な日本語訳が大きく変わるため、「いじめ」一択で覚えないこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| harassment | より法的・正式な文脈で使われ、職場・性的・人種的など種類を問わず広く嫌がらせ全般を指す。bullying ほど「力の反復的行使」に焦点は当たらない。 |
| intimidation | 主に「脅し・威嚇」によって相手を従わせる行為に焦点。bullying の一要素ではあるが、単発の恐喝的行為にも使われる。 |
| victimization | 被害者側の視点から「弱者を標的にして傷つける行為」を表す。bullying より学術・法的な文脈で用いられる。 |
対義語: kindness、support、encouragement
6派生語・関連語
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bully
名・動
いじめっ子;威張り屋 / いじめる・脅して〜させる
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bullied
形・動(過去形・過去分詞)
いじめられた;いじめられている -
cyberbullying
名
ネットいじめ(SNSやオンライン上でのいじめ行為)
7コロケーション
- stop bullying(いじめをやめさせる・根絶する)
- anti-bullying policy(いじめ防止方針・対策)
- workplace / school bullying(職場いじめ・学校いじめ)
8確認テスト
“The manager was reported for bullying his subordinates into working overtime without pay.”
① 上司は、部下を無償残業させるようにいじめたと報告された。
② 上司は、部下を脅して無償残業をさせたとして報告された。
③ 上司は、部下の残業を禁止したとして告発された。
④ 上司は、部下と一緒に無償残業をしたと申告した。
②が正解。bully O into doing は「〜を脅して・強制して…させる」という重要構文。force と似ているが、bullying には「力の不均衡を利用した威圧・脅迫」のニュアンスがある。この文脈では「いじめ」よりも「威圧・強制」が自然な訳語となる。コアイメージ(力で相手を従わせる)が動詞構文として使われた例。
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