catastrophe
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
catastropheはギリシャ語の「katastrophē(ひっくり返す)」に由来し、「kata(下へ)+ strephein(回す)」が組み合わさった言葉です。つまり、それまで積み上げてきたものが根底から完全にひっくり返され、元に戻せない状態になるというイメージが核心にあります。単なる「悪いこと」ではなく、「秩序・構造・計画などが完全に崩壊した決定的な局面」です。自然災害のような物理的破壊から、人生・計画・事業の完全な失敗まで、スケールは違っても「もはや元通りにはならない」という重大性と不可逆性が常に含まれています。
2意味一覧
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名詞
大惨事・大災害
地震・洪水・戦争など、社会や自然の秩序が根底からひっくり返される出来事。多数の命や財産が失われる不可逆的な破壊がコアイメージと直結する。 -
名詞
大失敗・大失態
計画や努力の積み重ねが一瞬で完全に崩れ去る状況。スケールは小さくても「取り返しがつかないほどの完全な崩壊」というコアは同じ。 -
名詞
破滅・壊滅的結末
個人・組織・文明などの存続基盤そのものが失われること。コアイメージの「根底からひっくり返る」が、存在そのものの終わりを意味する極端な形。 -
名詞
(演劇・文学で)悲劇的な大詰め・破局
古典演劇用語としての用法。物語の構造が「ひっくり返る」転換点、特に悲劇の最終局面を指す。語源のイメージが最も直接的に反映された意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
disasterと混同しがちだが、catastropheはdisasterより規模・深刻さが大きく、「完全に取り返しがつかない」という不可逆性のニュアンスが強い。disasterは日常的な失敗にも使えるが、catastropheを使うと大げさに聞こえることもあるため、文脈のスケール感に注意が必要。
日本語の「惨事」「災害」に引きずられて物理的な自然災害のみに使うと思いがちだが、人生の計画や人間関係の「完全崩壊」にも広く使える点を見落とさないようにしよう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| disaster | catastropheより軽い場面でも使える汎用語。catastropheほどの「完全不可逆性」は含まない。日常会話での失敗にも自然に使える。 |
| calamity | catastropheと近いが、より「人々の苦しみ・嘆き」という感情的側面を強調する。文語・書き言葉的なニュアンス。 |
| tragedy | 悲劇的な出来事という点で重なるが、特に「人が死ぬ・深く悲しむ」感情面に焦点が当たる。catastropheは規模の大きな崩壊そのものを指す。 |
| debacle | 主に計画や組織の「大失敗・惨めな崩壊」を指し、どこか恥ずかしさや滑稽さを伴うニュアンスがある。自然災害には通常使わない。 |
対義語: triumph、success、blessing、miracle
6派生語・関連語
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catastrophic
形容詞
壊滅的な、大惨事の(catastrophic failure=壊滅的な失敗) -
catastrophically
副詞
壊滅的に、取り返しのつかない形で -
catastrophism
名詞
(地質学・哲学で)激変説、大変動説
7コロケーション
- environmental catastrophe(環境上の大惨事)
- avoid a catastrophe(大惨事を回避する)
- total / complete catastrophe(完全な大失敗・大惨事)
8確認テスト
“The collapse of the negotiations was a catastrophe for the entire peace process.”
① 小さな問題
② 大きな転機
③ 壊滅的な打撃
④ 予期せぬ成功
③「壊滅的な打撃」が正解。交渉の崩壊により和平プロセス全体の基盤が根底からひっくり返った、という不可逆的・壊滅的な崩壊のニュアンスをcatastropheは持つ。①は深刻さが足りず、②は中立的すぎ、④は意味が逆。「大惨事」と訳すと文脈上やや不自然だが、「壊滅的な打撃」はコアイメージを的確に反映している。
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