inherent
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
inherentはラテン語の「inhaerere(くっついている、貼りついている)」に由来し、「in(中に)+ haerere(くっつく)」が語源です。「外から付け加えられたものではなく、その対象の内側にもともとくっついて存在している」というイメージが核心です。生まれた瞬間からそこに在り、取り除こうとしても取り除けないほど深く根ざしている状態を指します。「生来の」「固有の」「本質的な」など文脈によって訳は変わりますが、すべて「もともとその中にある・分離できない」という一点でつながっています。
2意味一覧
-
形容詞
生来の、生まれつきの
人や生物の内側にもともとくっついているイメージから、生まれながらに備わっている性質・能力を表します。 -
形容詞
固有の、本質的な
物事や状況の本質に深くくっついて離れない性質を指し、「それ自体に本来備わっている」という意味になります。 -
形容詞
(問題・リスクなどが)つきものの、避けがたい
ある状況や事物に内側からくっついて切り離せないため、「どうしても伴ってしまう(避けられない)」というニュアンスになります。
3例文
4よくある間違い・注意点
「innate(生まれつきの)」と混同しやすいが、innateは主に人の能力・性質に使われるのに対し、inherentは人だけでなくモノ・状況・システムにも広く使える点が異なります。
「inherent in ~」というコロケーションを忘れがちです。「~に固有の」と言いたいときは inherent in を使い、「inherent of」とは言わないので注意しましょう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| innate | 主に人間の能力・気質などに使い、「生まれつき備わっている」に特化。inherentほど広い対象には使えない。 |
| intrinsic | 「本質的な価値・性質」を指し、哲学・経済的な文脈で多用される。inherentよりフォーマルで抽象的なニュアンスが強い。 |
| integral | 「欠かせない一部として組み込まれている」という意味が強く、全体との結びつきを強調する。inherentは「内側に元からある」、integralは「全体の不可欠な一部」。 |
対義語: acquired(後天的な)、external(外部の)、incidental(偶発的な)
6派生語・関連語
-
inherently
副詞
本質的に、生来的に、もともと -
inhere
動詞
(性質などが)本来備わっている、内在する(やや格式ばった表現)
7コロケーション
- inherent in ~(~に固有の、~につきものの)
- inherent risk / danger(固有のリスク・本質的な危険)
- inherent nature(本来の性質、生来の本性)
8確認テスト
“Some degree of risk is inherent in any surgical procedure.”
① リスクはどんな外科手術にとって後天的に生じるものだ
② ある程度のリスクはどんな外科手術にもつきものだ
③ リスクはどんな外科手術でも将来的に避けられなくなる
④ ある程度のリスクは外科手術によって新たに作り出されるものだ
正解は②。inherentのコアイメージは「内側にもともとくっついていて切り離せない」こと。外科手術という行為の本質に不可分な形で「もともと伴っている」リスクを指すため、「つきものだ」が最も自然。①「後天的に」はinherentと正反対の意味、③「将来的に」は時間の概念を誤って持ち込んでいる、④「新たに作り出される」も外から付け加えるイメージで誤り。
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