channel
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
channelのコアイメージは「何かを一定の方向に流す・導くための通り道(溝)」です。もともとラテン語のcanalis(管・溝)に由来します。川の水を導く「水路」も、情報や物資を届ける「経路・ルート」も、テレビの信号を届ける「チャンネル」も、すべて「何かがそこを通って運ばれる」という共通イメージから生まれています。動詞として「(エネルギーや資源を特定の方向へ)向ける・集中させる」という意味でも使われますが、これも「流れを特定の通り道へ導く」というコアイメージそのものです。
2意味一覧
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名詞
水路・海峡
水が通るために掘られた溝・自然に形成された通り道がコアイメージの原点。the English Channel(英仏海峡)はその典型例。 -
名詞
(情報・物資の)経路・ルート・手段
水路と同じ「通り道」のイメージが抽象化され、情報や物が届けられる経路を指す。 -
名詞
(テレビ・ラジオの)チャンネル
電波信号が流れる「周波数帯という通り道」のこと。日本語のチャンネルはこの意味の借用語。 -
動詞
(資源・エネルギーなどを特定の方向へ)向ける・集中させる・注ぎ込む
流れを一定の通り道へ導くコアイメージがそのまま動詞化したもの。「channel one’s energy into ~」(エネルギーを~に注ぎ込む)の形でよく登場する。
3例文
4よくある間違い・注意点
「channel」を「チャンネル(テレビ)」だけで覚えてしまうと、ビジネス・外交文書に頻出の「経路・ルート」という意味(例:through diplomatic channels「外交ルートを通じて」)を読み飛ばしてしまう。コアイメージ「通り道」を軸にすれば文脈に応じた意味が自然に取れる。
動詞用法を知らない学習者が多い。「channel A into B(AをBに注ぎ込む・向ける)」はエッセイや論説文でよく使われるので要注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| route | 単に「道筋・経路」を指す中立的な語。channelのような「何かがその中を流れる溝・導管」のニュアンスは薄い。 |
| passage | 人や物が通り抜ける「通路・通路状の空間」に焦点。channelより狭い空間的イメージが強い。 |
| medium | 情報や影響を伝える「媒体・手段」を指す。channelが「通り道の構造」を強調するのに対し、mediumは「伝達機能」を強調する。 |
| conduit | パイプや管など「流体・信号を通す管路」のイメージでchannelに近いが、よりフォーマルで技術的な文脈で使われる。 |
対義語: barrier、obstacle
6派生語・関連語
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channeling
名詞・動詞(進行形)
(エネルギー・資源などを)向けること;霊媒を通じて霊の声を伝えること -
multi-channel
形容詞
複数の経路・チャンネルを使った(マーケティングなどで頻出)
7コロケーション
- through official/diplomatic channels(正式な/外交上のルートを通じて)
- channel one’s energy into ~(エネルギーを~に注ぎ込む)
- distribution channel(流通経路・販売チャンネル)
8確認テスト
“The government decided to channel more funds into education.”
①政府は教育分野のチャンネルをもっと増やすことにした
②政府は教育にさらに多くの資金を注ぎ込むことにした
③政府は教育の経路を公式に変更することにした
④政府は教育関連の水路を整備することにした
② 「channel +資源+ into ~」は「(資源・エネルギーなど)を~の方向へ流し込む・注ぎ込む」という動詞用法。「流れを特定の通り道へ導く」というコアイメージが、抽象的な「資金を特定分野へ向ける」という意味に自然に転用されている。
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