dense
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
denseのコアイメージは「物質や情報がすき間なく高密度に詰まっている状態」です。霧や森のように物理的な空間が何かで埋め尽くされているときにも、ページに情報が凝縮されているときにも使われます。さらに人間に対して使うと「頭の中に理解が入り込む余地がない=物わかりが悪い、鈍い」という意味になります。日本語で「密・濃・深」と訳し分けるのはあくまで文脈に合わせた便宜上のことで、根底にあるのは常に「詰まっていてすき間がない」という一つの感覚です。このコアイメージをつかんでおけば、どんな文脈に出てきても自然な訳語を導き出せます。
2意味一覧
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形容詞
密集した、ぎっしり詰まった
木々や人などが空間をすき間なく埋めつくしている状態。物理的なコアイメージをそのまま表す用法。 -
形容詞
(霧・煙・雲などが)濃い、深い
霧や煙の粒子がすき間なく空気中に詰まっているため光や視線が通り抜けられないイメージ。 -
形容詞
(文章・情報が)難解な、内容が詰まった
情報や概念がページにぎっしり詰め込まれ、読み解くのに労力がかかる状態を指す。 -
形容詞
(人が)頭の固い、理解が遅い、鈍い
頭の中に理解が入り込む余地・すき間がないイメージから転じた口語的な用法。見落とされがちだが重要。
3例文
4よくある間違い・注意点
「濃い」という訳だけを丸暗記してしまい、人に対して使うときの「物わかりが悪い、鈍い」という意味に気づけないことがある。英文でa dense personやYou’re so dense!のように人を修飾していたら要注意。
thickとの混同に注意。thickも「厚い・濃い」を表すが、thickは「層の厚さ・物の厚み」に、denseは「中身の詰まり度・密度」に焦点がある。thick fogとdense fogはほぼ同義で使えるが、dense informationのように「内容密度」を表す文脈ではdenseが自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| thick | 「層や物体の厚み」を強調するイメージ。denseが密度・詰まり具合に焦点を当てるのに対し、thickは断面の厚さや層の感覚が強い。 |
| compact | 「小さくまとめられている」ニュアンス。denseよりも整理されたポジティブな印象を持つことが多い。 |
| concentrated | 「一点・一か所に集中している」感覚。denseが均一に詰まっているイメージなのに対し、concentratedはある方向への集中度合いを強調する。 |
対義語: sparse(まばらな)、thin(薄い)、light(薄い・軽い)
6派生語・関連語
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density
名詞
密度、濃度
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densely
副詞
密集して、ぎっしりと -
denseness
名詞
密度が高いこと;(口語)鈍さ
7コロケーション
- dense forest(深い森、密生した森)
- dense population(過密な人口、人口密度が高い)
- densely populated(人口密度の高い)
8確認テスト
His doctoral thesis was so dense that even experts in the field found it hard to read.
① 彼の博士論文はとても薄く、その分野の専門家でさえ読むのが難しかった。
② 彼の博士論文はとても内容が濃密で、その分野の専門家でさえ読み解くのが難しかった。
③ 彼の博士論文はとても長く、その分野の専門家でさえ読むのに時間がかかった。
④ 彼の博士論文はとても難しい単語が多く、その分野の専門家でさえ意味が分からなかった。
② denseのコアイメージ「すき間なく詰まっている」が、ここでは論文の情報密度・論理の緻密さに当てはまる。「内容が詰まりすぎていて読み解きにくい」という意味になるため②が最も自然。①は意味が逆で不正解。③の「長い」や④の「難しい単語」はdenseのコアイメージからはずれており、長さや語彙の難しさではなく「情報密度」が問題であることが読み取れる。
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