oppress
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
oppressはラテン語の「ob-(上から・覆うように)+ premere(押す)」が語源。物理的・心理的に「上から重くのしかかり、自由や活力を奪う」イメージがコアにある。権力者が弱者を力で踏みにじる政治的・社会的な「抑圧・支配」だけでなく、重い悲しみや不安が心にのしかかり動けなくする「気持ちを暗くする・憂鬱にする」という内面的な意味も同じコアから生まれる。どちらも「逃げられない重みが覆いかぶさって、自由や軽さを奪う」という共通のイメージを持っており、外向きの力(政治的支配)でも内向きの力(精神的重圧)でも使われる点が特徴。
2意味一覧
-
動詞
(権力・制度などで人々を)虐げる・抑圧する・支配する
上位の力が下位の人々に重くのしかかり、自由や権利を剥奪するイメージ。歴史的・政治的文脈で最もよく使われる用法。 -
動詞
(気持ちを)重くする・憂鬱にさせる・圧迫する
悲しみ・不安・重荷が心の上に覆いかぶさり、精神的な自由や明るさを奪うイメージ。「押しつぶす」というコアが感情の領域にも適用される。 -
動詞
(暑さ・空気などが)息苦しくさせる・圧迫感を与える
物理的な重さや密度が身体にのしかかり、呼吸や動きを妨げる感覚。比較的見落とされがちだが、文語的な表現で使われることがある。
3例文
4よくある間違い・注意点
oppressは「外からの力による継続的な重圧」に焦点があるのに対し、suppressは「内側から出ようとするものを押さえ込む」イメージ。たとえば感情や反乱を内側から封じるのはsuppress、支配的な力が外から人々に圧力をかけるのはoppressと使い分けること。
「憂鬱にする」という訳から depressと混同されやすいが、depressは「気分を低下させる・落ち込ませる」という感情の低下に焦点があり、oppressは「上から重くのしかかって自由を奪う」重圧感が前面に出る。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| suppress | 「内から出ようとするものを押さえ込む」イメージ。反乱・感情・言論を「封圧する」ニュアンスが強く、外部からの継続的支配よりも「封じ込め」に焦点がある。 |
| persecute | 特定の個人や集団を執拗に追い回し、攻撃・迫害するイメージ。oppressより「ターゲットを絞った執念深い嫌がらせ」の感が強い。 |
| subjugate | 武力・権力によって完全に服従させ、支配下に置くイメージ。より強制的・完全的な征服のニュアンスがあり、書き言葉・歴史的文脈で使われる。 |
| tyrannize | 暴君のように残酷・専横に支配するイメージ。oppressより支配者の悪意・横暴さが前面に出る。 |
対義語: liberate、free、emancipate
6派生語・関連語
-
oppression
名詞
抑圧・圧迫・重圧
-
oppressive
形容詞
抑圧的な・息苦しいほど重い・酷い
-
oppressor
名詞
抑圧者・虐げる者 -
oppressed
形容詞・名詞
抑圧された(人々)
7コロケーション
- oppress the people(民衆を抑圧する)
- feel oppressed by ~(〜に圧迫感を感じる)
- the oppressed minority(抑圧された少数派)
8確認テスト
“The gray skies and constant rain oppressed her spirit as the weeks went by.”
① 彼女の精神を支配した
② 彼女の心を重く沈ませた
③ 彼女の精神を抑圧した
④ 彼女を憎悪させた
② 彼女の心を重く沈ませた。
天候(灰色の空・雨)が心の上に重くのしかかり、自由や明るさを奪うコアイメージが表れている。「支配した」や「抑圧した」は政治的ニュアンスが出すぎており、自然環境が感情に与える重圧を表すこの文脈には不自然。「憎悪させた」はコアイメージとはまったく異なる。oppressの「内面に覆いかぶさる重み」を的確に表すのは②である。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。