designate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
designateの語源はラテン語の「de(完全に)+signare(印をつける)」。つまり「特定の何かに明確な印・しるしを刻みつける」というイメージが根底にある。漠然とした集合の中から「これだ」と指し示し、その対象に役割・名前・機能を確定させる行為を表す。人に対して使えば「この人を○○に任じる(指名する)」となり、場所・時間・区域に使えば「ここを○○として定める(指定する)」となる。共通するのは「権限を持った主体が、あいまいさを排除して対象を確定的に定める」という動作であり、行政・公式文書でよく使われる理由もここにある。
2意味一覧
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動詞
(人を役職・任務に)指名する、任命する
多くの候補者の中から「この人に印をつけて役割を確定させる」というコアイメージが、人事における指名・任命の意味に直結する。 -
動詞
(場所・時間・区域などを)指定する、指定区域とする
場所や時間という対象に「これが○○だ」と確定的な印をつけるイメージ。公式に定められた区域や時刻を指す場合に多く使われる。 -
動詞
(名称・呼称を)付与する、称する
対象に「○○という名の印」を刻み込むという語源的イメージが直接表れた用法。例えばある地域に「世界遺産」という称号を与えるときなどに用いる。 -
形容詞(名詞の後ろに置く)
(役職名の後ろで)指名済みだが未就任の
「印はつけられたが、まだその役職に完全には入っていない」状態を表す。president-designate(次期大統領)のように役職名の直後に置かれる特殊な用法で受験では見落とされがちな意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
appoint(任命する)との混同に注意。appointは「適切な人物を選んで役職に就かせる」という行為に焦点があり、人事でよく使う日常的な語。一方designateは「特定の対象に公式・確定的な印をつける」ニュアンスが強く、場所・時間・区域にも使える点が大きな違い。
形容詞用法(president-designateなど)を見落としやすい。日本語の「○○予定者・次期○○」に相当し、役職名の直後に無変化で置かれるという語順のルールも覚えておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| appoint | 人事・任命に特化した語で「適任者を選んで就かせる」行為に焦点。場所や時間の指定には使わない点がdesignateと異なる。 |
| assign | 「仕事・役割・区域を割り当てる」という分配のニュアンスが強い。権限者が配分・配置するイメージで、公式な称号付与の意味はない。 |
| nominate | 「候補者として名前を挙げる」段階にとどまり、まだ確定していない提案の段階。designateの「確定的に印をつける」ニュアンスより弱い。 |
| specify | 「条件・内容を細かく明示する」ことに焦点があり、人の指名には使わない。designateより説明・明細のニュアンスが強い。 |
対義語: dismiss(解任する)、revoke(取り消す)、deregulate(規制を解除する)
6派生語・関連語
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designation
名詞
指名、指定、称号、呼称 -
designated
形容詞
指定された、指名された(designated driver「飲まない運転担当者」など) -
designator
名詞
指名・指定する人(または記号・符号)
7コロケーション
- designated area(指定区域)
- designate A as B(AをBに指定・指名する)
- designated driver(飲酒しない運転担当者)
8確認テスト
The national park has been designated a protected zone, and no construction is permitted within its boundaries.
① 破壊された
② 指定された
③ 販売された
④ 調査された
②「指定された」が正解。『確定的な印をつけて○○と定める』というdesignateのコアイメージが、場所に「保護区域」という公式な分類を与える文脈に表れている。建設が禁止されるほど強い公的効力を持つ「指定」であることもコアイメージの「権限による確定」と一致している。
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