domain
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
domainのコアイメージは「ある主体の支配・権威・専門性が及ぶ固有の空間・範囲」です。語源はラテン語のdominium(支配権・所有権)で、「主」を意味するdominus(英語のdominantと同根)に由来します。物理的な「領土・縄張り」だけでなく、知的・学問的な「分野・領域」、さらにインターネット上の「ドメイン名」まで、一貫して「そこに入ると別の主体・秩序に属する、境界をもった空間」というイメージが根底にあります。単なる「場所」ではなく、誰かの所有や専門性による「秩序立てられた範囲」という点がポイントです。
2意味一覧
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名詞
領土・縄張り(物理的な支配が及ぶ空間)
ある主体(国王・動物など)の支配権が物理的に及ぶ地理的空間。コアイメージそのものの最も具体的な表れ。 -
名詞
分野・領域(専門性や関心が及ぶ知的空間)
物理的な空間から抽象化され、学問・専門・権限が「及ぶ範囲」を指す。「その人の守備範囲」というニュアンスが強い。 -
名詞
(インターネットの)ドメイン
ウェブ上でも「ある組織・個人が管理する固有のアドレス空間」として同じコアイメージが使われている。 -
名詞
(法律)所有地・私有地
特に法律・不動産の文脈で「支配権をもつ土地」を指す。public domain(公有、著作権切れ)という重要表現に使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「domain=分野」と単純暗記すると field や area との違いが見えなくなる。domainは「その範囲に踏み込むと別の主体の秩序に入る」という境界感・支配感が強い点が特徴。fieldは平坦に広がるイメージ、areaは単純な区域のイメージで、支配・所有のニュアンスは薄い。
public domainを「公共の場所」と誤訳しないこと。「誰も独占的支配権を持たない領域」=「著作権などが消滅して誰でも使える状態」を指す法律・知財の重要表現。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| field | fieldは「同じ種類のものが広がる平面的な空間・分野」。domainほど支配・境界のニュアンスはなく、より中立的に「専門の畑」を指す。 |
| territory | territoryも「支配が及ぶ空間」だが、物理的・地政学的な領土・縄張りに特化しており、抽象的な「知的分野」にはあまり使わない。 |
| realm | realmは「王国・王の支配領域」が原義で、domainより格調があり比喩的用法(the realm of imagination など)でも使う。 |
| sphere | sphereは「球体=丸く包まれた範囲」のイメージ。sphere of influence(勢力圏)のように抽象的な影響力の及ぶ範囲に使う。 |
対義語: no man’s land(誰の支配も及ばない地)、public domain(公有領域、所有権の対義として)
6派生語・関連語
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dominate
動詞
支配する、優位に立つ
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dominant
形容詞
支配的な、優勢な
-
dominance
名詞
支配、優位 -
domination
名詞
支配、制覇
7コロケーション
- public domain(公有、著作権切れの状態)
- domain of expertise / knowledge(専門・知識の領域)
- fall within one’s domain(〜の管轄・領域に入る)
8確認テスト
The judge ruled that the decision fell within the domain of the executive branch, not the courts.
① 縄張り
② 管轄・権限の範囲
③ ドメイン名
④ 私有地
② 管轄・権限の範囲。裁判所と行政府という「それぞれの主体が支配・権限をもつ範囲」という文脈。物理的空間ではなく制度的・法的な「支配が及ぶ領域」なので、「縄張り」では口語的すぎ、「私有地」「ドメイン名」は文脈に合わない。domainのコアイメージ「支配・権威が及ぶ固有の空間」が制度的に使われた例。
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