dispense
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
dispenseのコアイメージは「一定量を計って、必要な相手に届ける」こと。ラテン語のdispendere(重さを量り分ける)が語源で、「dis-(分けて)+ pendere(重さを量る)」から成る。薬剤師が薬を調合して渡す、自動販売機が商品を出す、神が恵みを与える——どの文脈でも「適切な量を適切な相手に行き渡らせる」という核心は変わらない。「免除する・なしで済ます」も同じイメージで、「その必要性を取り除いて(分配して)しまう」という感覚。『dispense with〜』で「〜を省く」となるのも、「〜を手放してしまう」という流れから自然に理解できる。
2意味一覧
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動
(薬・サービスなどを)調剤・提供する、分配する
「量り分けて手渡す」がそのまま表れた中心的な意味。薬剤師が処方に従って薬を計り渡すイメージが典型。 -
動
(商品・飲食物などを)販売する、供給する
自動販売機や店が「商品を計って手渡す」動作を指し、機械的・継続的な供給のニュアンスがある。 -
動
(法律・正義などを)施行する、執行する
権限ある者が「正義・恵みを人々に行き渡らせる」という意味。God dispenses justice(神が正義を施す)のように使われる。 -
動
(義務・規則などを)免除する
「その義務を取り除いて手放す」というイメージ。義務という重荷を量り取って外してやる感覚。 -
動
dispense with 〜:〜を省く、〜なしで済ます
「〜を手元から完全に手放す」ことで「〜が不要になる」という流れ。formalities(形式)などを省略する文脈でよく使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
dispense with 〜を「〜を処理する・〜を配る」と誤訳しやすいが、「〜を省く・〜なしで済ます」が正しい。withが付くと意味が大きく変わるので要注意。
「販売する」とsellを混同しがちだが、dispenseは「機械的・継続的に供給する」ニュアンスが強く、ATMや自販機など仕組みとして提供する場面に合う。対価を強調するsellとは使い分けが必要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| distribute | 広く多数に「配布する」ことに重点。dispensのような「計り分ける・正式に与える」ニュアンスは薄い。 |
| administer | 薬や処置を「施す」文脈で近いが、管理・運営の意味合いが強く、より公式・制度的な響き。 |
| exempt | 「免除する」の意味では近いが、exemptはある条件からの免除に特化し、dispenseのように「必要性そのものを取り除く」という能動的なニュアンスはない。 |
対義語: withhold、require、collect
6派生語・関連語
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dispensary
名
調剤室、診療所(薬などを調剤・配布する場所) -
dispensation
名
免除、特別許可;(神の)摂理、天恵 -
dispenser
名
ディスペンサー(自動供給装置)、薬剤師 -
indispensable
形
不可欠な(dispense withできない→省けない→欠かせない)
7コロケーション
- dispense medicine / drugs(薬を調剤する)
- dispense justice(正義を施す)
- dispense with formalities(形式を省く)
8確認テスト
“Modern technology has made it possible to dispense with large office spaces, as many employees now work from home.”
① 大型オフィスを効率的に利用する
② 大型オフィスを借り上げる
③ 大型オフィスなしで済ます
④ 大型オフィスを分割して活用する
③が正解。dispense with 〜は「〜を手放して不要にする=〜なしで済ます」の意味。テクノロジーの進歩により広いオフィスが「不要になった」という文脈に完全に合致する。①④は「活用する」という逆のニュアンスで誤り、②は意味が全く異なる。
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