especially
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
especiallyのコアイメージは「複数あるものの中から、特定の一つをより高い位置に引き上げる」感覚です。語源はラテン語のspecialis(特別な)で、「種(species)」と同じ根を持ちます。つまり「一般的な種の中からとりわけ際立つ一つを指す」ということです。集合体の中の一要素を「これが特にそうだ」と持ち上げる動作をイメージしてください。だからこそ「特に」「とりわけ」「なかんずく」といった日本語訳が生まれます。単に「程度が大きい」のではなく、「他との比較において際立っている」という相対的な強調がこの単語の本質です。
2意味一覧
-
副詞
特に、とりわけ(複数の中から際立つものを指して)
複数存在するものの中から一つを引き上げて「これが特にそうだ」と指し示すのがコアイメージ。「特に・とりわけ」はその直接表現。 -
副詞
特別に(ある目的や対象に限定して)
「一般の場合とは違い、この特定の状況・対象だけを引き上げる」ニュアンスで「特別に〜のために」という意味になる。 -
副詞
特に〜というわけではない(否定文で)
not especiallyの形で「引き上げるほど際立ってはいない」という意味になり、「たいして〜ではない」という婉曲な否定として使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
speciallyとの混同に注意。especiallyは「他と比較してとりわけ」(相対的強調)、speciallyは「特定の目的のために」(限定・専用)というニュアンスの違いがある。ただし口語では混用されることも多い。例:This was made specially for the event.(このイベントのために特別に作られた)
文中での位置に注意。especiallyは強調したい語句の直前に置くのが基本。文頭に置くと不自然になりやすい(×Especially, I like coffee.→〇I especially like coffee. / I like coffee, especially in the morning.)
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| particularly | ほぼ同義でフォーマルな文でも使いやすい。especiallyよりやや書き言葉寄りで、具体的な例を挙げる感覚が強い。 |
| in particular | 「特に言えば」というニュアンスで、文末や独立した句として使いやすい。especiallyより少し格式張った表現。 |
| above all | 「何よりもまず」という最上位の強調。引き上げの度合いがespeciallyより強く、最も重要なものを示す。 |
| notably | 「注目すべきことに」というニュアンスで、客観的な事実を際立てる際に使う。書き言葉・報道などでよく使われる。 |
対義語: generally、usually、in general
6派生語・関連語
-
special
形容詞
特別な、特有の -
especial
形容詞
(文語)特別な(現代英語ではほぼespeciallyの形でのみ使われる) -
specialty / speciality
名詞
専門、名物、特産品
7コロケーション
- especially when / if / since 〜(〜の場合は特に)
- not especially(たいして〜ない、別に)
- especially for 〜(〜のために特別に)
8確認テスト
“Are you a fan of horror movies?”
“Not especially. I’ll watch them, but I don’t seek them out.”
①特に大ファンです
②特に好きというわけでもないかな
③全く好きではない
④特別な映画だと思う
②「特に好きというわけでもないかな」が正解。not especiallyは「引き上げるほど際立って〜ではない」というコアイメージから、「たいして〜ない」「別にそうでもない」という婉曲な否定を表す。③の「全く好きではない」はnot at allに近い強い否定で意味が違う。「見ることは見るけど積極的に探しはしない」という後文とも②が自然につながる。
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