excessive
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
excessiveの語源はラテン語のexcedere(「外に出る」)。つまり「あるべき基準・限度の外側に出てしまった状態」がコアイメージです。単に「多い」「強い」ではなく、常に「望ましい範囲を逸脱している」という否定的なニュアンスを含みます。量・程度・強度など様々な文脈で使われますが、どの場合も「それは行き過ぎだ」「度が過ぎる」という判断が前提にあります。そのため、客観的な多さを表すmuchやlargeとは異なり、話し手が「超えてはいけない線を越えた」という評価を込めて使う言葉です。
2意味一覧
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形容詞
過度の、度を超えた
量や程度が「適切な限度の外側に出た」状態を表す最も基本的な用法。コーヒーの飲み過ぎ、残業のし過ぎなど、健康・常識・倫理の基準を超えた場合に使う。 -
形容詞
不当な、理不尽なほどの(金額・要求・罰則など)
金額や要求が「社会通念・公正さという基準の外に出た」状態。「excessive fee(法外な料金)」「excessive punishment(不当に重い罰)」のように、不公平さの評価を含む。 -
形容詞
(感情・反応が)行き過ぎた、大げさな
感情表現や反応が「状況に見合った適切な範囲を超えた」場合にも使われる。「excessive worry(過剰な心配)」「excessive praise(過剰な褒め方)」など、バランスを欠いた状態を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「過度の」という訳語を丸暗記すると、金額や感情の文脈で「不当な」「行き過ぎた」「法外な」と訳すべき場面を見落としがち。コアイメージの「限度を超えている」を意識すれば、文脈に合った自然な日本語が導き出せる。
類義語のtoo much / too manyは単純に「多すぎる」という量的な表現だが、excessiveは「望ましくない基準を超えた」という価値判断を含む点が異なる。フォーマルな文章や批判的な文脈ではexcessiveが適切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| extreme | 「極端さ」に焦点があり、スケールの大きさを強調する。価値判断が中立に近い場合にも使えるが、excessiveは常に「超えてはいけない限度を逸脱」という否定的評価を伴う。 |
| exorbitant | 主に価格・費用に限定して使われ、「法外な」という意味が強い。excessiveより口語的に批判のニュアンスが強く出る。 |
| immoderate | 「節度のない」という意味で、自制心の欠如にフォーカスする。excessiveが客観的な限度超えを指すのに対し、こちらは行動する人の態度・姿勢を批判する色合いが強い。 |
対義語: moderate、reasonable、adequate
6派生語・関連語
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excessively
副詞
過度に、度を超えて -
excess
名詞・形容詞
名詞:超過、過剰(量)/形容詞:超過分の(excess baggage:超過荷物)
-
exceed
動詞
(限度・基準を)超える、上回る
7コロケーション
- excessive force(過剰な武力行使)
- excessive drinking(飲み過ぎ、過度の飲酒)
- excessive charges / fees(法外な料金)
8確認テスト
The workers complained that the overtime hours were excessive and unsustainable.
①残業時間が多くて持続不可能だと
②残業時間が極端で続けられないと
③残業時間が度を超えており続けられないと
④残業時間が不規則で予測できないと
③が正解。excessiveは「あるべき適切な範囲(労働者の健康・生活を守る基準)を超えている」という否定的評価を含む。①の「多くて」はtoo much/longに近く価値判断が薄い。②の「極端で」はextremeに近く、「超えてはいけない限度を逸脱している」というexcessiveのコアイメージを捉えきれていない。③の「度を超えており」が「適切な限度の外側に出た」というコアイメージを最もよく反映している。
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