farewell
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
farewellは「fare(行く・旅する)」+「well(うまく・無事に)」が組み合わさった言葉で、文字通り「無事に行ってきてください」という祈りの表現が起源です。単なる「さようなら」ではなく、再会が保証されない、あるいは意識的に「これで最後かもしれない」という重みを帯びた別れのイメージが核心にあります。日常的な軽い「またね」とは異なり、長い別離・引退・死などの場面で使われることが多く、別れの儀式性・厳粛さが常に漂っています。この「戻らないかもしれない旅立ちへの祈り」というコアイメージから、名詞・形容詞・感嘆詞としての用法が自然に派生します。
2意味一覧
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名詞
別れ、別れの挨拶、送別
旅立つ相手への祈りの言葉が具体的な「別れの挨拶」という行為・名詞として定着したもの。複数形 farewells は「別れの言葉を述べる」という複数の場面・行為を指す。 -
形容詞
送別の、別れの(farewell party など)
「別れを告げる」という状況を修飾語として使う用法。再会を前提としない重みのある「送別」のニュアンスが加わる。 -
感嘆詞
さようなら(格式ばった・文学的な別れの言葉)
起源の祈り「無事に行ってください」が感嘆詞として固定化したもの。goodbyeより格式が高く、文学・詩・演説などで使われる厳粛な別れの一言。
3例文
4よくある間違い・注意点
goodbyeと混同して日常会話で「じゃあね」の軽い感覚で使うのは不自然。farewellには「もう会えないかもしれない」という重みや格式があり、軽い別れには goodbye / see you / bye を使うべき。
「bid farewell to〜」は日本語で「〜に別れを告げる」だが、比喩的に「〜に終止符を打つ・卒業する」という意味でも使われる(例:bid farewell to old habits)。この比喩用法を見落とすと読解でつまずく。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| goodbye | 最も一般的な別れの言葉。軽い日常的な別れから感情的な別れまで幅広く使える。farewellほどの格式・重みはない。 |
| parting | 「別れ」という状態・瞬間そのものを指す名詞。farewellが「言葉・行為」に焦点を当てるのに対し、partingは「分かれる出来事」そのものを強調する。 |
| adieu | フランス語由来でfarewellと同様に格式ばった別れの言葉。やや古風・詩的で、特に「永遠の別れ」のニュアンスが強い。 |
対義語: greeting(挨拶)、welcome(歓迎)
6派生語・関連語
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farewell party
名詞(複合語)
送別会 -
farewell speech
名詞(複合語)
送別スピーチ、告別の辞 -
bid farewell
動詞句
〜に別れを告げる;〜に終止符を打つ(比喩)
7コロケーション
- bid farewell to〜(〜に別れを告げる)
- say one’s farewells(別れの挨拶をする)
- farewell party / ceremony(送別会・送別式)
8確認テスト
In his farewell address, the president urged the nation to pursue unity.
①「就任演説」の中で、大統領は国民に団結を訴えた。
②「送別会」の中で、大統領は国民に団結を訴えた。
③「退任演説」の中で、大統領は国民に団結を訴えた。
④「祝賀スピーチ」の中で、大統領は国民に団結を訴えた。
③が正解。farewell addressは「退任演説」つまり職を去る際の告別の言葉。farewellのコアイメージ「戻らない旅立ちへの祈り・告別」が「退任」という文脈に表れている。①は就任(inauguration)、②は送別会(party が伴わないので不自然)、④はお祝い(congratulatory)でニュアンスが真逆。
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