flow
【名】流れ、流動、氾濫
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
flowのコアイメージは「何かが途切れることなく、スムーズに一方向へ動き続けている状態」です。川の水が自然に低いほうへ流れるように、流体・時間・言葉・感情など、あらゆる「連続した動き」を表します。重力や自然な力に従って進む、という感覚が根底にあるため、「流れる」だけでなく、「情報が伝わる」「会話がはずむ」「物事がうまく運ぶ」といった抽象的な文脈にも広がります。無理なく・自然に・止まらずに、というニュアンスが常に伴っているのが特徴で、「よどみなく進む」という感覚を掴むことが理解の鍵です。
2意味一覧
-
動詞
(液体・気体などが)流れる、流れ続ける
最も基本的な用法。水や血液などが途切れず一方向に動き続けるというコアイメージそのまま。 -
動詞
(情報・お金・人など)行き渡る、流通する
液体に限らず、「滞りなく移動・循環する」というイメージが抽象的な対象にも適用された用法。 -
動詞
(言葉・文章・音楽が)流れるように続く、澱まずに進む
会話や文体がスムーズで自然なとき、流れる水のようにつっかえないさまを表す。日本語の「よどみない」に近い感覚。 -
動詞
(感情・雰囲気が)漂う、満ちる
喜びや緊張などの感情が場に自然と広がっていく様子。止められない自然な広がりというコアイメージが活きている。 -
名詞
流れ、流動、流量
動詞のコアイメージをそのまま名詞化したもの。「連続した動きの状態・量」を指す。 -
名詞
(作業・思考などの)流れ、スムーズな進行
心理学・ビジネス用語としても使われ、物事が自然にうまく進んでいる状態を指す。「flow(フロー)状態」などで使われる。 -
名詞
(川などの)氾濫、増水
流れが制御できないほど勢いを増した状態。滞りなく動くというコアイメージが過剰になった形。
3例文
4よくある間違い・注意点
「flow」と「run」はどちらも「流れる」と訳せるが、flowは「なめらかで途切れない流れ」、runは「速さや勢い」に焦点がある。例えば川がさらさら流れるときはflow、滝のように激しく流れ落ちるときはrunが使われることが多い。
名詞のflowを「氾濫」と覚えてしまいがち。「氾濫」はあくまで文脈によって生じる訳で、基本の意味は「流れ・流動」。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| run | 勢いや速さを伴う流れに焦点。「流れ落ちる・勢いよく流れる」のニュアンスが強く、flowほど滑らかさや連続性を強調しない。 |
| stream | 細く継続して流れるイメージ。涙や光の束など、細い一筋の流れに使われやすく、flowより量が限定的な印象。 |
| circulate | 「循環する」に特化した語。血液・空気・情報が一定のルートを回り続ける動きを強調し、flowよりも閉じた系の中での動きを指す。 |
対義語: stagnate(停滞する)、block(塞ぐ・止める)
6派生語・関連語
-
overflow
動詞・名詞
溢れ出る、氾濫する;溢れ
-
inflow
名詞
流入、(資金などの)流入量 -
outflow
名詞
流出、(資金・人口などの)流出 -
workflow
名詞
仕事の流れ、ワークフロー -
flowing
形容詞
流れるような、なめらかな
7コロケーション
- cash flow(キャッシュフロー・資金の流れ)
- traffic flow(交通の流れ)
- flow of information(情報の流れ・流通)
8確認テスト
Her words flowed effortlessly, keeping the audience captivated throughout the speech.
① 彼女の言葉は努力なく流れ出し、聴衆をスピーチ中ずっと魅了した。
② 彼女の言葉はよどみなく続き、聴衆をスピーチ中ずっと惹きつけた。
③ 彼女の言葉は氾濫し、聴衆をスピーチ中ずっと圧倒した。
④ 彼女の言葉は発せられ、聴衆をスピーチ中ずっと混乱させた。
②
「flowed effortlessly」は「滞りなくスムーズに続いた」というコアイメージの抽象的用法。①は直訳すぎて不自然、③・④はコアイメージから外れている。言葉や会話にflowを使うときは「よどみない・なめらかに続く」という訳が最も自然で、スピーチの文脈にもぴったりと合致する。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。