fog
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
fogのコアイメージは「光や視界を遮る、白く不透明な漂うもの」です。物理的な霧(水蒸気の集まり)だけでなく、「思考や記憶がはっきりしない、ぼんやりした状態」にも使われます。霧の中では何も見えなくなるように、fogが表すのは「明瞭さが失われた状態」です。頭がfoggedと言えば思考がぼんやりしている状態、a fog of confusionと言えば「混乱という名の霧」の中にいるイメージです。日本語の「霧」はほぼ気象現象限定ですが、英語のfogは比喩的に精神的・認識的な不透明さを表す守備範囲が広い単語です。
2意味一覧
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名詞
霧(水蒸気が地表近くに漂い視界を遮る気象現象)
コアイメージそのもの。空気中の細かな水滴が光を散乱させ、視界という「明瞭さ」を物理的に奪う状態。 -
名詞
(思考・記憶などの)ぼんやりした状態、混乱
霧の中では何も見えないように、頭の中の「霧」は思考や記憶の明瞭さを奪う。「頭がfogの中にある」という比喩的な意味。 -
動詞
(ガラスなどを)曇らせる;(思考などを)ぼんやりさせる
霧が視界を覆うように、何かが明瞭さを「覆ってしまう」動作。fog up(ガラスが曇る)などで使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
mistとの混同に注意。mistは「もや・薄霧」で軽くかすんだ程度のもの、fogは視界がかなり遮られる本格的な霧を指す。英語の天気予報では視界1km未満をfog、1km以上をmistと区別することが多い。
fogを「気象現象のみ」と思い込みがち。in a fog(ぼんやりして)、a fog of war(戦場の混乱)など比喩的用法も頻出なので、文脈を読む習慣をつけよう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| mist | fogより軽く薄いもや。視界が多少かすむ程度で、fogほど「完全に覆い隠す」強さはない。朝霧や山の霧など詩的な文脈でよく使われる。 |
| haze | 水蒸気だけでなく煙やほこりによる霞も含む。また「ぼんやり」の比喩でもfogより輪郭がゆるやかで、視界が完全には失われないイメージ。 |
| smog | smoke+fogの合成語。工場や車の排気ガスによる汚染された霧・スモッグ。fogと異なり、人工的な汚染物質を含む点が特徴。 |
対義語: clarity、clear skies
6派生語・関連語
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foggy
形容詞
霧の多い;(思考などが)ぼんやりした -
foghorn
名詞
霧笛(霧の中で船などに警告を発する装置) -
fog up
句動詞
(ガラス・レンズなどが)曇る
7コロケーション
- dense / thick fog(濃霧)
- in a fog(ぼんやりして、頭が混乱して)
- fog rolls in(霧が流れ込んでくる)
8確認テスト
“Even days after the accident, she was still in a fog and couldn’t remember what had happened.”
① 霧の中にいて、何も見えなかった
② ぼんやりとした状態で、何が起きたか思い出せなかった
③ 霧のせいで、事故の詳細が隠されていた
④ 靄がかった景色を見ながら、記憶をたどっていた
正解は②。in a fogは比喩的に「思考や意識がぼんやりした状態」を表す慣用表現。fogのコアイメージ「明瞭さが失われた状態」が、ここでは気象現象ではなく意識・記憶の不鮮明さに転用されている。①は物理的な霧と誤解した訳で、文脈(事故後の回復期)に合わない。
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