immigrant
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
immigrantは「中へ」を意味するim-(in-)と「移動する」を意味するmigrateが合わさった語。「外の国から内(その国)へ移り住んできた人」がコアイメージ。重要なのは「移動先」の国から見た視点であること。すでにその国に定着・居住しようとしている状態を指し、単なる旅行者や短期滞在者とは異なる。生物学では「外来植物・外来種」を指すが、これも「もともとその土地にいなかったが、外から入り込んで定着した」という同じコアから来ている。emigrantが「移動元の国から出て行く人」であるのと対照的に、immigrantは「移動先の国に入ってきた人」という受け入れ国側の視点が核にある。
2意味一覧
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名
(外国からの)移民、移住者
他の国から「内(自国)へ入ってきて定着しようとしている人」という受け入れ国側の視点がそのまま「移民」という訳に結びつく。 -
名
外来植物、外来種
もともとその地に存在せず、「外から入り込んで定着した」生物という点で、人の移民と同じコアイメージを共有する生物学的用法。 -
名
(国内での)移住者、よそから来た定住者
まれに国内の別地域から移り住んできた人を指す場合にも使われる。「外から入ってきて根付く」コアが維持されている。
3例文
4よくある間違い・注意点
emigrantとの混同に注意。immigrantは「移動先の国に入ってきた人(受け入れ国視点)」、emigrantは「自分の国を出て行く人(出身国視点)」。同じ人物でも、どちらの国から見るかで呼び方が変わる。例:インドを出た人→インドから見ればemigrant、日本へ来た人→日本から見ればimmigrant。
refugeeとの使い分けも重要。immigrantは経済的理由や生活向上目的で自発的に移住した人に対して使われることが多く、refugeeは迫害・戦争・災害から逃れた「難民」を指す。文脈によって選ぶ語が変わる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| emigrant | immigrantが「受け入れ国から見て入ってきた人」なのに対し、emigrantは「出身国から見て出て行った人」。同じ移住者でも視点が正反対。 |
| migrant | migrantは移動の方向(どの国から・どの国へ)を問わない中立的な語。また季節労働者のような一時的な移動も含む。immigrantは定住の意図を含意することが多い。 |
| refugee | refugeeは戦争・迫害・災害から逃れた「難民」を指し、強制的・緊急的な移動というニュアンスがある。immigrantは比較的自発的な移住に使われることが多い。 |
| settler | settlerは新しい土地に「定住して開拓する人」というニュアンスが強く、歴史的文脈(植民地開拓など)で使われることが多い。immigrantより能動的・先駆的なイメージ。 |
対義語: emigrant、native、local
6派生語・関連語
7コロケーション
- illegal / undocumented immigrant(不法移民)
- immigrant community(移民コミュニティ)
- first-generation immigrant(第一世代移民)
8確認テスト
“She is a first-generation immigrant who built her own business from scratch after arriving in Canada with nothing.”
① 旅行者
② 難民
③ 移民
④ 出稼ぎ労働者
③ 移民。first-generation immigrant は「第一世代の移民」、つまりカナダに自ら移り住んできた当事者を指す。①旅行者(tourist)は短期滞在で定住の意図がない。②難民(refugee)は迫害・戦争から逃れた人を指す語で、この文脈では使われない。④出稼ぎ労働者(migrant worker)は一時的な就労目的の移動者であり、自らビジネスを築いて定住している本文の人物には最もふさわしくない。「外からカナダへ入ってきて定着した人」というコアイメージそのままの③が正解。
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