glimpse
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
glimpseのコアイメージは「完全ではなく、一瞬だけ・部分的にしか見えない(または分かない)こと」です。視覚的には、動く電車の窓から景色をちらりと見る、人混みの隙間から顔が一瞬見える、そんな「断片的な視覚体験」が原点にあります。重要なのは、このイメージは物理的な「見る」行為に限らず、抽象的な「理解・把握」にも拡張されることです。「彼女の言いたいことがうすうすわかった」という例文のように、真実や意図の一端がぼんやりと見えてくる感覚にもglimpseが使われます。「完全に見えた・分かった」のではなく「ちょっとだけ垣間見えた」という不完全さと瞬間性が、この単語の本質です。
2意味一覧
-
名
一目、ちらりと見ること
コアイメージそのもの。完全ではなく瞬間的・断片的にしか視界に入らない体験を指す。 -
名
(真実・意図などを)それとなく感づくこと、かすかな理解
「物理的に一瞬見える」イメージが抽象的な認識へ拡張。何かの本質や意図の一端がぼんやりと垣間見える感覚。 -
動
(人・物を)ちらりと見る、一瞬目に入る
名詞のコアイメージが動詞化したもの。意図的な「じっくり見る」ではなく、一瞬・偶然に視界に入る行為。
3例文
4よくある間違い・注意点
glimpseは「じっくり見る」ではなく「ちらりと・一瞬だけ」という不完全さがポイント。glanceと混同しやすいが、glanceは自分から意図的に素早く視線を向ける行為であるのに対し、glimpseは偶然・一瞬しか見えないという状況に焦点がある。また、動詞として使う場合はI glimpsed him in the crowd(人混みの中で彼の姿を一瞬見かけた)のように他動詞で使う点に注意。
「catch a glimpse of〜」と「have a glimpse of〜」の使い分け:catchは瞬間的・偶発的に視界に入る感覚が強く、haveはやや広い場面で使われるが、どちらも「ちらりと見る・かすかに感じる」という不完全さは共通。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| glance | 自分から意図的に「ちらっと視線を向ける」行為に焦点。glimpseは状況的に「一瞬しか見えなかった」という結果・体験に焦点がある。 |
| peek | こっそり・隠れて覗き見るニュアンスが強い。glimpseには「隠れて」という意味はなく、単に断片的・一瞬であることを示す。 |
| inkling | 抽象的な「うすうす感じること」という意味では近いが、inklingはほぼ完全に「予感・直感」に特化し、視覚的意味はない。 |
対義語: stare(じっと見つめること)、scrutinize(精査する)
7コロケーション
- catch a glimpse of 〜(〜をちらりと見る)
- get a glimpse of 〜(〜の一端を垣間見る)
- offer / provide a glimpse into 〜(〜への窓口を与える)
8確認テスト
「The leaked documents gave us a glimpse into how the decision was made.」
①その文書を読んで、意思決定の過程を完全に理解することができた。
②その文書により、意思決定がどのように行われたかを垣間見ることができた。
③その文書のおかげで、意思決定の誤りを一瞬で発見できた。
④その文書を目にしたとき、意思決定への関心がわいた。
②
【解説】glimpseのコアイメージは「断片的・不完全にしか見えない」こと。①は「完全に理解した」となりglimpseのニュアンスと矛盾する。「垣間見る」という日本語がこのコアイメージをよく表しており、情報の一端だけが明らかになったという不完全さが含意されている。give a glimpse intoは「〜の内側を少しだけ見せてくれる」という定番コロケーションとして覚えておきたい。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。