improve
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
improveの語源はラテン語のin(中に)+produm(利益)で、「利益・価値を中に取り込む」というイメージが根底にあります。つまり、今よりも価値・質・状態を高い方向へ変化させるという感覚です。日本語の「改善する」「上達する」「好転する」はどれもこのコアイメージから派生したもの。重要なのは、すでに存在するものを対象にして、そこに「上昇・前進」のベクトルを与えるという点。ゼロから作り出す(create)や根本から変える(transform)とは異なり、既存の状態をより良くするのがimproveの本質です。
2意味一覧
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他動詞
(状態・質・能力などを)改善する、改良する、向上させる
対象物(スキル、製品、環境など)の価値・質を上方向に引き上げるという、コアイメージの最も直接的な表れ。 -
自動詞
よくなる、上向く、好転する
主語自身が「より良い状態へ変化する」と読むとき、「よくなる・回復する」という訳が自然に浮かぶ。病状・天気・景気など広く使える。 -
他動詞
(土地・財産などの)価値を高める、開発する
土地や資産に手を加えてその利益・価値を引き上げるという、語源の「利益を取り込む」に最も近い歴史的な用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「improve」は既存のものをより良くする言葉なので、「何もないところに作り出す」createや「根本から作り替える」reformとは異なります。たとえば、「新しい制度を作る」にはimproveではなくcreateが適切です。
「improve」は自動詞にもなることを忘れがちです。「His health improved(彼の健康は改善した)」のように、主語が自ら変化する用法は入試でも頻出なので、他動詞だけで覚えないように注意しましょう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| enhance | もともと良いものをさらに際立たせる・強化するイメージ。「価値・魅力の底上げ」に特化しており、すでに良い状態のものに使うことが多い。 |
| refine | 粗いものを磨き上げて純度・精度を高めるイメージ。技術・文章・理論など「洗練させる」ニュアンスが強い。 |
| reform | 制度・組織など社会的なものを再構築・作り直すイメージ。improveより大きな変革を含み、「改革する」と訳すことが多い。 |
| upgrade | 等級・レベルを一段階上げるというカジュアルなイメージ。ソフトウェア・設備など段階が明確なものに使いやすい。 |
対義語: worsen、deteriorate、decline
6派生語・関連語
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improvement
名詞
改善、向上、進歩
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improved
形容詞
改善された、向上した -
improving
形容詞
改善しつつある、上向きの
7コロケーション
- improve one’s skills(スキルを向上させる)
- improve dramatically / significantly(劇的に/大幅に改善する)
- room for improvement(改善の余地)
8確認テスト
The economic situation is expected to improve gradually over the next few years.
① 経済状況は今後数年で徐々に悪化すると予想されている。
② 経済状況は今後数年で徐々に好転すると予想されている。
③ 経済状況は今後数年で急速に変化すると予想されている。
④ 経済状況は今後数年でほぼ変わらないと予想されている。
②。improveは自動詞として「状態が上方向へ変化する=好転する」を表します。主語が経済状況という抽象的なものであっても、コアイメージ(現状をより良い方向へ引き上げる)は変わらず、「好転する・回復する」が最も自然な訳になります。graduallyが「徐々に」を示しているため、「急速に」の③も誤りです。
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