individual
【名】個人、人
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
individualの語源はラテン語のindividuus(分割できない)。in-(否定)+dividuus(分割可能な)で、「これ以上分けられない最小単位」がコアイメージ。大きな集合体・群れの中から「切り離された一個体」であることを強調する。だから形容詞では「個々の・個別の・その人特有の」、名詞では「一人の人間・個人」という意味になる。単に「一人」というだけでなく、「全体の中の、独立した一つ一つ」というニュアンスが常に含まれており、集合との対比が意識されているのが英語らしい特徴。
2意味一覧
-
形容詞
個々の、個別の
大きな集合体をバラバラに切り分けたときの「一つ一つ」というイメージ。群れや全体と対比するときに使う。 -
形容詞
個人の、個人向けの
「社会・組織・集団」という全体から切り離された「一個人」に帰属する、という意味で使われる。 -
形容詞
(その人・その物)特有の、独特の
他と分割して区別できるほどに固有の特徴を持つ、というコアから「他にはない独自の」という意味が生まれる。 -
名詞
個人、一人の人間
「集団・社会・組織」から切り離された最小単位として捉えた「一人の人」。社会や群衆と対比する文脈で特に使われる。 -
名詞
(やや皮肉・口語)やつ、人物
その人を「一個の存在」として浮かび上がらせるニュアンスが、個性的・奇妙な人物を指す口語的用法につながる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「individual」は単に「一人の人(a person)」ではなく、「集団・社会から切り出された一個体」というニュアンスを持つ。personと互換的に使えるときもあるが、individualを使うと「全体の中の一構成員」か「独立した一存在」という意識が加わる点に注意。
形容詞の「individual」は直後に名詞を伴うことが多いが、「個々の〇〇」と訳すか「個人の〇〇」と訳すかは文脈次第。集合体との対比なら「個々の」、社会・組織との対比なら「個人の」が自然。どちらも「切り離した一つ」というコアから来ている。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| personal | 「個人に帰属する・個人的な」という意味では近いが、personalは「その人個人に関係する・プライベートな」というニュアンスが強く、集団との対比よりも「私的・内面的」な領域を指す。 |
| unique | 「独特の」という意味では近いが、uniqueは「世界に一つしかない、比較不可能なほど特別」という極端な意味合い。individualの「独特」はそこまで強くなく、「その人らしい特徴がある」程度のニュアンス。 |
| particular | 「個別の・特定の」という意味では似るが、particularは「他でもなくこれ」という特定・強調のニュアンス。individualは「一つ一つ」という分割・切り離しのニュアンスが強い。 |
対義語: collective(集合的な)、communal(共同の)、social(社会的な)
6派生語・関連語
-
individually
副詞
個々に、一つずつ、別々に -
individualism
名詞
個人主義 -
individualist
名詞
個人主義者 -
individuality
名詞
個性、個人としての特質
7コロケーション
- individual rights(個人の権利)
- individual differences(個人差)
- each individual(それぞれの個人・各個人)
8確認テスト
“The teacher gave individual attention to each student who was struggling.”
① 個人的な関心を
② 特別すぎる注意を
③ 一人一人に合わせた指導を
④ 集団としての配慮を
③ 「一人一人に合わせた指導を」が最も自然。individualには「集団にまとめてではなく、一人ずつ切り分けて」というコアイメージがある。この文脈ではattentionを「一人一人それぞれに個別で与えた」というニュアンスが強く、「一人一人に合わせた指導」が最もそのコアを表している。①は間違いではないが「個人的な関心」だと教師の内面的な感情のような響きになりやすく、②・④はコアと逆方向。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。