instruct
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
instructの語源はラテン語のinstruere(in=中へ+struere=積み重ねる・構築する)。つまり「相手の中に知識や手順を積み上げて与える」イメージが根底にある。単なる「伝える」ではなく、**権威ある立場から、具体的な内容や手順を明確に伝える**という点が特徴。先生が生徒に教える場面でも、上司が部下に指示する場面でも、弁護士が依頼人に法的指示を与える場面でも共通して使われる。「何をすべきか」「どうすればよいか」を明確に示す行為であり、そこには話す側と聞く側の間に一定の権威・権限の差が含意されている。
2意味一覧
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動詞
指示する・命じる
権威ある立場から「こうせよ」と方向を示すコアイメージが、命令・指示の意味に直結する。 -
動詞
教える・指導する
知識や手順を相手の中に「構築して与える」コアイメージから、教育・指導の意味が生まれる。teachより体系的・具体的な内容を伝えるニュアンスがある。 -
動詞
(公式に)知らせる・通達する
権威ある機関や立場から正式に情報を「相手の中に植え付ける」ことで、公式通知・通達の意味になる。 -
動詞
(弁護士が依頼人・クライアントから)依頼を受ける/指示を受ける
法律の文脈では逆向きに使われることがある。弁護士が「依頼人から指示・委任を受ける」という専門的用法で、見落とされがちだが重要。
3例文
4よくある間違い・注意点
teachと混同しやすいが、teachは「知識・技術を継続的に教える」のに対し、instructは「特定の手順・指示を権威をもって伝える」ニュアンスが強い。『先生が算数を教える』はteach mathで自然だが、instructを使うと「算数の具体的手順を指導する」という意味合いになる。
「知らせる」という訳でinformと混同しがち。informは中立的に情報を伝えるだけだが、instructは「何をすべきか」まで含む指示的・権威的なニュアンスがある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| teach | 継続的・包括的に教育するイメージ。instructより権威性や手順の具体性が薄く、知識全般の伝達に使う。 |
| direct | 特定の方向に「向ける」ニュアンスで指示する。instructより行動の方向付けに焦点があり、手順の伝達という含意は薄い。 |
| order | 命令色が強く、上下関係が明確な場面で使う。instructは権威を含みつつも教育的・専門的な文脈で使われることが多い。 |
| inform | 情報を中立的に伝えるだけ。何をすべきかという指示の含意はなく、instructより権威性・方向性がない。 |
対義語: follow、obey
6派生語・関連語
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instruction
名詞
指示・命令;教育;(複数形で)使用説明書
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instructor
名詞
指導者・インストラクター・(大学の)講師 -
instructive
形容詞
教訓的な・有益な・ためになる -
instructional
形容詞
教育上の・指導のための
7コロケーション
- instruct A to do(Aに〜するよう指示する)
- instruct A on/in B(AにBについて教える・指導する)
- as instructed(指示されたとおりに)
8確認テスト
The doctor instructed the patient to take the medicine twice a day and avoid alcohol.
① 医師は患者に薬の飲み方を教わった
② 医師は患者に一日二回薬を飲み、アルコールを避けるよう指示した
③ 医師は患者に薬の情報を中立的に伝えた
④ 医師は患者に薬を飲むようお願いした
②が正解。instructは「権威ある立場から、具体的な行動を明確に指示する」コアイメージを持つ。医師と患者という権威関係のもと、「こうしなさい」と行動を指示しているのが②。①は方向が逆(医師が患者から教わることはない)、③のinformは指示でなく中立的な情報伝達、④のask/requestはお願いであり権威的指示ではない。
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