risk
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
riskのコアイメージは「悪い結果が起きるかもしれないと知りながら、あえてその状況に自分や何かをさらす」こと。単なる「危険」ではなく、その危険を認識した上での選択的な行為が含まれる。名詞では「損失・失敗の可能性そのもの」を指し、動詞では「〜を危険にさらす、覚悟の上で〜する」という意味になる。日本語の「危険」は状況を客観的に述べるが、riskには「わかっていてあえて」というニュアンスが常にある。ビジネスや保険の文脈でも頻出するのは、そこに常に「損失の可能性」という概念が核にあるから。
2意味一覧
-
名詞
危険(性)、リスク、損失の可能性
「悪い結果が生じる可能性」そのものを名詞化したもの。単なる危険ではなく、それが現実になるかもしれないという不確かさを含む。 -
名詞
(保険・投資などでの)危険負担、被保険者
ビジネス・保険の文脈で「損失を被る可能性のある対象」を指す。コアイメージの「損失の可能性」がそのまま専門用語として転用されたもの。 -
動詞
〜を危険にさらす、〜を賭ける
「損失するかもしれないと承知しながら、あえてそこにさらす」という行為。「命を賭ける」「評判を危険にさらす」のように使われる。 -
動詞
(悪い結果を)覚悟してあえて〜する、〜する危険を冒す
risk doing の形で「〜するリスクを取る」。否定的な結果を承知の上で行動するというコアイメージが動詞の形で現れる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「risk = 危険」と覚えていると、動詞用法の risk doing(〜する危険を冒す)が読めなくなる。She risked losing everything. は「彼女はすべてを失う危険を冒した」であり、「彼女は危険に失った」ではない。
danger や hazard との混同に注意。riskは「損失の可能性」という確率的・主観的な概念、dangerは「危険な状態そのもの」、hazardは「危険をもたらす原因・要因」を指す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| danger | すでに危険な状態にあることを客観的に述べる。riskが「可能性・確率」を指すのに対し、dangerはより差し迫った・実在的な危険の状態を指す。 |
| hazard | 危険を引き起こす原因や要因そのものを指す。「health hazard(健康上の有害要因)」のように使う。riskより具体的な危険源のニュアンス。 |
| peril | 危険の度合いが非常に高く、深刻な状況を指す文語的・文学的表現。riskより主観的な恐怖・切迫感が強い。 |
対義語: safety、security
6派生語・関連語
-
risky
形容詞
危険を伴う、リスクの高い
-
at risk
熟語
危険にさらされて、リスクのある状態で -
risk-taking
名詞・形容詞
リスクを取ること、冒険的な
7コロケーション
- take a risk(リスクを取る、危険を冒す)
- at the risk of 〜(〜の危険を冒して、〜を覚悟の上で)
- risk one’s life(命を危険にさらす)
8確認テスト
“He risked offending his boss by telling the truth.”
① 彼は上司を怒らせることを危険だと感じた。
② 彼は本当のことを言うことで上司を怒らせた。
③ 彼は上司を怒らせるかもしれないとわかりながら本当のことを言った。
④ 彼は上司を怒らせる危険から本当のことを言って逃れた。
③
「risk doing」は「〜する危険を冒す=〜するかもしれないとわかっていてあえて行動する」という意味。riskのコアイメージである「悪い結果を承知の上でさらす」が動詞として現れた形。①は感情の話にすり替えており不正確、②は「覚悟してあえて」のニュアンスが消えており不自然、④は意味が逆になっている。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。