nap
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
napのコアイメージは「本格的な夜の睡眠とは別に取る、短時間の浅い眠り」です。長時間がっつり眠るsleepとは対照的に、体を完全にシャットダウンするのではなく、ちょっと意識を手放す程度の軽さがあります。もともとは「うとうとする」というゲルマン語由来の言葉で、夜間の睡眠の補完として昼間や休憩時間に取るものというニュアンスが強く残っています。また名詞だけでなく動詞としても使われ、「うたた寝する」「油断して隙をさらす」という意味にも派生します。後者は『眠って無防備になる』という同じコアイメージから来ており、catch someone napping(不意を突く)という慣用表現でよく見られます。
2意味一覧
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名詞
昼寝・うたた寝(短時間の仮眠)
「本格的な睡眠ではない、短くて軽い眠り」というコアイメージそのまま。take a napの形で最もよく使われる。 -
動詞
うたた寝する・仮眠を取る
名詞と同じコアイメージを動詞化したもの。「ちょっと眠る」という軽さのニュアンスが動詞にも保たれている。 -
動詞(慣用)
油断する・隙をさらす(catch someone nappingの形で)
「眠って無防備になっている状態」というコアイメージが転じて、「警戒心を失っている・気を緩めている」という意味になる。受験でも頻出の重要表現。
3例文
4よくある間違い・注意点
sleepとの混同に注意。sleepは「本格的な睡眠全般」を指すのに対し、napは必ず「短時間・軽い眠り」というニュアンスが伴う。夜ぐっすり眠ることをnapとは言わない。
catch someone nappingという慣用表現を知らないと「昼寝しているところを捕まえた?」と誤訳しやすい。「油断した隙を突く」という意味を必ず押さえておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| doze | うとうとする・半覚醒状態で眠ること。napより意識があり、より浅い眠りのイメージ。「doze off」で「うっかり寝落ちする」。 |
| snooze | napよりくだけた口語表現。目覚まし時計のスヌーズボタンを連想させる、ぐずぐずと眠り続けるニュアンスがある。 |
| slumber | 詩的・文語的な表現で「まどろむ・眠る」。napの軽さはなく、穏やかで深い眠りのイメージ。 |
対義語: stay awake、be alert
6派生語・関連語
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napping
現在分詞・動名詞
うたた寝している(こと)/catch someone nappingの形で「油断している隙を突く」 -
catnap
名詞・動詞
ごく短い仮眠(猫のように短時間だけ眠るイメージ)
7コロケーション
- take a nap(昼寝をする)
- catch someone napping(人の油断した隙を突く)
- a short/quick nap(短い仮眠)
8確認テスト
“The security guard was caught napping when the thief slipped through the back door.”
① 警備員が昼寝しているところを泥棒に目撃された
② 警備員が油断している隙に泥棒が裏口から忍び込んだ
③ 警備員が泥棒を裏口で捕まえた
④ 警備員が居眠りをしていたので泥棒に捕まった
②
「caught napping」はcatch someone nappingの受動態で「油断した隙を突かれた」という意味。napのコアイメージ「眠って無防備な状態」が転じて「警戒心を失っている」という意味になる。①のように「実際に寝ていた」と取ってしまうのが典型的な誤読。文脈からも泥棒が侵入に成功した場面なので、②が正解。
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