negotiation
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
negotiationの語源はラテン語の「negotium(仕事・商売)」で、「neg(否定)+otium(余暇・安息)」つまり「休んでいられない状態」から来ています。コアイメージは「双方が条件を出し合い、歩み寄りながら合意点を模索するプロセス」です。一方的に押しつけるのではなく、相手との対話を通じて互いに譲歩しながら進む往復的な動き全体を指します。そのため「交渉」だけでなく、物理的な障害を「うまく切り抜ける・乗り越える」という意味にも発展しました。どちらの意味も「試行錯誤しながら前へ進む」という動的なプロセスが根底にあります。
2意味一覧
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名詞
交渉、折衝
複数の当事者が条件を出し合い、妥協点を探り合う往復プロセスそのものを指す。単発の「話し合い」ではなく、継続的なやり取りのニュアンスが強い。 -
名詞
(難所・障害などの)切り抜け、乗り越え
物理的・状況的な困難に対して「試行錯誤しながら乗り越えていく」過程を指す。動詞 negotiate の名詞形として「カーブをうまく曲がること」「難局を乗り切ること」を意味する場面で使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
negotiation は「交渉の場・機会」という意味でも使われるため、「have negotiations with ~(~と交渉の場を持つ)」のように複数形になることが多い。単数形は「交渉というプロセス全体」や「1件の交渉」を指す場合に使われる点に注意。
discussion(議論・討論)と混同しがち。discussion は情報共有や意見交換が主目的だが、negotiation は「合意・妥協点を見つけること」が必須の目的として含まれる点が異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| bargaining | 値段や条件について駆け引きする、より直接的・商業的なやり取りを指す。negotiation より口語的で、具体的な利益の取り合いのニュアンスが強い。 |
| mediation | 第三者が間に入って仲裁・調停する点が異なる。negotiation は当事者同士が直接やり取りするが、mediation には中立的な仲介者の存在が前提。 |
| diplomacy | 主に国家間の外交・交渉術を指し、negotiation より公式・正式なニュアンスが強い。また「巧みな対人スキル」という比喩的な意味でも使われる。 |
対義語: ultimatum(最後通牒)、dictation(一方的な命令・押しつけ)
6派生語・関連語
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negotiate
動詞
交渉する;(障害・難所を)切り抜ける
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negotiator
名詞
交渉者、交渉担当者 -
negotiable
形容詞
交渉の余地がある、譲歩できる -
non-negotiable
形容詞
交渉の余地がない、絶対に譲れない
7コロケーション
- enter into negotiations(交渉に入る)
- reach a negotiation / conclude negotiations(交渉をまとめる・妥結する)
- peace negotiations(和平交渉)
8確認テスト
“The pilot’s successful negotiation of the severe turbulence impressed the passengers.”
① 交渉
② 折衝
③ 乗り越え・切り抜け
④ 仲裁
③「乗り越え・切り抜け」が正解。turbulence(乱気流)は交渉相手ではなく物理的な困難であり、パイロットが「試行錯誤しながら乗り越えるプロセス」という negotiation のもう一つのコアイメージが表れている。①②は「相手と合意を目指すやり取り」という意味なので文脈に合わず、④の仲裁(mediation)とも意味が異なる。
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