phase
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
phaseのコアイメージは「連続する変化や流れの中の、ある切り取られた一区間」です。月の満ち欠け(phases of the moon)が語源的なイメージを象徴しており、月がひとつの周期の中で異なる「顔」を見せるように、何かが大きな流れの中でとる特定の「状態・段階・局面」を指します。重要なのは、それが孤立した点ではなく、「前後とつながりを持ちながらも、ひとつのまとまりとして認識できる区間」であるという点です。人生・プロジェクト・科学的現象など、あらゆる連続的変化に使えるのはそのためです。
2意味一覧
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名詞
段階・時期(プロセスの一区切り)
連続するプロセスを区切ったときの「ひとまとまりの区間」がそのままこの訳になる。「第一段階」「思春期という時期」など、前後の流れの中に位置づけられた区間を指す。 -
名詞
局面・側面(物事のある一面)
月が角度によって異なる「顔」を見せるように、ひとつの対象が文脈によって見せる「特定の側面・様相」を指す。「問題の一側面」「この局面では」などで使う。 -
名詞
位相(物理・化学用語)
波や振動の「ある一瞬の状態」、または物質の固体・液体・気体といった「状態の区分」も同じコアイメージ——連続変化の中の特定の区間・状態——から来ている。 -
動詞
段階的に行う・調整する(phase in / phase out)
「区切りを作りながら進める」というコアイメージから、「段階的に導入する・廃止する」という動詞用法が生まれた。単独ではなくphrase in/outの形で使われることがほとんど。
3例文
4よくある間違い・注意点
「stage」と混同しやすいが、stageは「明確に区別されたステップ(階段状)」のイメージが強いのに対し、phaseは「連続する流れの中で自然に移行していく区間(グラデーション状)」のニュアンスがある。月の満ち欠けがじわじわ変わるように、境界が曖昧な変化にはphaseが自然。
動詞として使うときは必ずphase in(段階的に導入する)またはphase out(段階的に廃止する)の形で使う。phase単独の動詞用法は稀で、受験では句動詞として押さえること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| stage | 「明確に区切られたステップ」というイメージが強く、完了形の区切り感がある。rocket stageのように離散的・不可逆的な段階に向く。 |
| period | 「時間の長さ」に焦点を当てた「期間」。phaseが「変化の区間」に焦点を当てるのに対し、periodは単純な時間幅を指す。 |
| aspect | phaseの「側面」の意味に近いが、aspectは「見方・切り口による側面」で静的。phaseは変化・流れの中の局面というダイナミックなニュアンスを持つ。 |
対義語: whole(全体)、entirety(全体・全部)
6派生語・関連語
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phase in
句動詞
段階的に導入する・実施する -
phase out
句動詞
段階的に廃止する・撤退させる -
phased
形容詞
段階的な(phased approachなど)
7コロケーション
- a new phase(新しい局面・新段階)
- phase out(段階的に廃止する)
- in the early/final phase(初期段階/最終段階において)
8確認テスト
The government announced a plan to phase out nuclear power plants over the next decade.
① 原子力発電所を段階的に廃止する
② 原子力発電所を新しい局面へ移行させる
③ 原子力発電所の段階を分析する
④ 原子力発電所の側面を調査する
① が正解。phase outは「段階(区切り)をつけながら終わらせる」という句動詞で、「段階的に廃止する」が最も自然。②〜④はphaseのコアイメージを断片的に当てはめた誤答で、句動詞phase outの意味を理解していないと混乱する。
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