privacy
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
privacyの語源はラテン語の「privatus(個人の・公的でない)」で、「private(私的な)」と同じ根を持つ。コアイメージは「外界・他者から遮断された、自分だけが立ち入れる領域」。物理的な空間(一人になれる場所)にも、情報的な領域(他人に知られたくない個人情報)にも使われる。日本語の「プライバシー」はカタカナ語として定着しているが、英語のprivacyはより広く、「誰にも邪魔されない静けさ」や「個人が自分の情報・生活を自分でコントロールできる状態」というニュアンスも含む。「秘密」より柔らかく、「孤独」より積極的な概念である。
2意味一覧
-
名
プライバシー、個人の私的領域
他者から切り離された自分だけの空間・情報領域というコアイメージそのものを表す、最も基本的な用法。 -
名
秘密が守られること、他者に立ち入られないこと
自分だけの領域が侵されていない「状態」を指す用法。「秘密」というより「守られた状態」のニュアンスが強い。 -
名
一人になれる静けさ・誰にも邪魔されない環境
物理的な「自分だけの空間」というコアから派生し、「一人の時間・静寂」を指す場合もある。日本語では「プライバシー」と訳しにくいケースもある見落とされがちな用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「privacy」を「秘密(secret)」と混同しがち。secretは「隠している特定の情報」だが、privacyは「他者に立ち入られたくない領域・状態」全体を指す。たとえばdiary(日記)はprivacyの一部ではあるが、secretではない場合もある。
「Can I have some privacy?」のように「一人にしてほしい」という物理的文脈でも使われることを見落としやすい。この場合を「プライバシーをください」と直訳すると不自然な日本語になる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| secrecy | 「情報を秘密にしておく状態・行為」に焦点。privacyより意図的・能動的に隠すニュアンスが強い |
| solitude | 「一人でいること」に焦点。物理的な孤独を指し、privacyの「他者に邪魔されたくない」という権利的ニュアンスはない |
| confidentiality | 「情報の機密性」に焦点。主にビジネス・法律的文脈で使われ、privacyより専門的・形式的 |
対義語: publicity、exposure
6派生語・関連語
-
private
形
私的な、個人の、秘密の
-
privately
副
内々に、ひそかに、個人的に -
invasion of privacy
名詞句
プライバシーの侵害
7コロケーション
- invade / violate someone’s privacy(プライバシーを侵害する)
- right to privacy(プライバシーの権利)
- protect / respect someone’s privacy(プライバシーを守る/尊重する)
8確認テスト
“After months of living with roommates, she finally got her own apartment and enjoyed the privacy she had always wanted.”
① 彼女はずっと望んでいた秘密を楽しんだ。
② 彼女はずっと望んでいた一人だけの静かな空間を楽しんだ。
③ 彼女はずっと望んでいた孤独を楽しんだ。
④ 彼女はずっと望んでいたプライバシー問題の解決を楽しんだ。
②が正解。privacyのコアイメージは「他者から遮断された自分だけの空間・状態」。ルームメイトとの共同生活という文脈では、「秘密(①)」でも「孤独(③)」でもなく、「誰にも邪魔されない自分だけの空間」というニュアンスが最も自然。④は「プライバシー問題」という特定の問題が生じていたような読み方になり文脈に合わない。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。