rank
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
rankのコアイメージは「横一列に並んだ兵士の列」です。軍隊で兵士が横に整列した「列(rank)」が語源であり、そこから「その列の中での位置=序列・地位・階級」という意味が派生しました。また「縦の列」はfile、「横の列」はrankと区別されることも覚えておくと理解が深まります。「整然と並べる=順位づけ・分類する」という動詞の意味も、このイメージから自然に生まれます。さらに形容詞では「ぐんぐん成長して乱れた列のように手に負えない状態」→「(草などが)生い茂った」「ひどい・度を超した」という意味も持ちます。
2意味一覧
-
名詞
階級・等級・地位
横列の中での「位置」が、社会や組織の中での「序列・地位」を表す。列のどこにいるかがそのまま社会的立場になる。 -
名詞
(軍隊の)列・横列
最も原義に近い用法。兵士が横一列に並んだ「列」そのものを指す。 -
動詞
〜を順位づける・位置づける;(ある順位に)位置する
人や物を「列の中に並べる」イメージから、順位・評価をつける行為を表す。 -
形容詞
(草などが)生い茂った;ひどい・不快な・悪臭を放つ
「列を乱すほど無秩序に茂る」イメージから、度を超した状態・ひどさを表す。受験で見落とされやすい重要な意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
形容詞の rank(生い茂った・ひどい・悪臭のする)は単語帳に載りにくいが、英文読解で頻出。名詞・動詞しか覚えていないと文意をまったく取れなくなるので注意。
rank(横の列)とfile(縦の列)は対で使われることが多く、「the ranks and files(一般兵士・一般構成員)」という表現も重要。「rank and file」で「一般庶民・現場の人々」を意味する慣用句として押さえておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| status | societyやorganizationの中での社会的・法的な立場・資格に焦点を当てる。rankほど序列の「上下」を強調しない。 |
| grade | 品質や能力の「等級」に重点がある。rankが序列の位置を指すのに対し、gradeは質的な分類のニュアンスが強い。 |
| position | 職位・立場を広く指す。rankと違い、上下の序列よりも「役割・ポジション」に焦点が当たる。 |
対義語: equality(平等)、mediocrity(凡庸・並みの状態)
6派生語・関連語
-
ranking
名詞・形容詞
ランキング・順位;上位の -
ranked
形容詞
順位がつけられた;〜位の -
outrank
動詞
〜より地位・階級が上である
7コロケーション
- rank among ~(〜の中に位置する・〜の仲間入りをする)
- high / low rank(高い・低い階級)
- rank and file(一般構成員・現場の人々)
8確認テスト
“She rose through the ranks to become CEO.”
①彼女は列に並んで最終的にCEOになった。
②彼女は階段を上ってCEOのオフィスにたどり着いた。
③彼女は下積みから出世してCEOになった。
④彼女はランキングで首位に立ちCEOに選ばれた。
③
「rise through the ranks」は「列(=組織の序列)を下から上へと上がっていく」というコアイメージそのもの。一般構成員(the ranks)から頂点まで自力で出世するニュアンスを表す定型表現。①は「列」を物理的な行列と誤解した誤り、④はrankingと混同した誤りで、どちらもコアイメージを字義通りに取りすぎている。
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