subjective
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
subjectiveの語源はラテン語のsubjectus(「下に置かれたもの」→「主体・自己」)。「subject=主体・自己」+「-ive=〜の性質をもつ」から、「自分の内側の主体(subject)を通して物事を見る」というコアイメージがある。つまり、外の世界の客観的な事実ではなく、見る人の内面・感情・経験・価値観というフィルターを通した認識のことを指す。だから「主観的な」と訳されるわけで、「人によって異なりうる、個人の内面に依存した」というニュアンスが核心にある。文法用語としては「主語の」という意味にもなるが、これも「主体(subject)に関する」という同じコアから来ている。
2意味一覧
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形容詞
主観的な、個人の感じ方・見方に基づく
自分という主体(subject)の内側を通して判断するため、人によって異なりうる。「美しい」「おいしい」などの感覚的・価値的な判断がこれにあたる。 -
形容詞
(文法で)主語の、主格の
「主体(subject)に関する」というコアがそのまま文法用語に転用されたもの。subjective case(主格)のように使われ、英語よりラテン語・ドイツ語文法の説明でよく登場する。 -
形容詞
(哲学・心理学で)意識・心に属する、実在でなく心の中にある
哲学では「外界の客観的実在」に対して「意識の内側に存在するもの」を指す。自分の主体(subject)の中にある、という意味でコアと一致する。
3例文
4よくある間違い・注意点
「主観的」という日本語訳をそのまま暗記すると、「偏っている・信頼できない」という否定的な意味だけで覚えがち。しかし subjective は中立的な語で、単に「個人の内面に基づく」という事実を表す場合も多い。文脈でニュアンスを読み取ること。
objective(客観的な)と混同しないよう注意。sub-ject-ive の「subject=主体・自己」に対して、ob-ject-ive の「object=対象・外の物」と覚えると対比しやすい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| personal | 「個人的な」という意味で近いが、personalは単に「個人に関わる」という広い意味で、主観/客観の認識論的な対立には踏み込まない。subjectiveのほうが「内的認識」というニュアンスが強い。 |
| biased | 「偏った・先入観のある」という意味で、subjectiveの否定的側面と重なる。ただしbiasedは意図的・不公平な偏りを含意することが多く、subjectiveより批判的なトーンが強い。 |
| one-sided | 「一方的な・片寄った」という意味で、議論や意見の偏りを指す場合に使う。subjectiveより限定的で、主に議論・報告の文脈で用いられる。 |
対義語: objective、impartial
6派生語・関連語
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subjectivity
名詞
主観性、主観的であること -
subjectively
副詞
主観的に、個人の見方から -
subject
名詞・動詞
(名)主体、主語、話題、科目/(動)〜にさらす、従わせる
7コロケーション
- subjective opinion(主観的な意見)
- subjective experience(主観的な体験)
- highly subjective(非常に主観的な)
8確認テスト
“Whether this policy is fair is ultimately a subjective judgment.”
① この政策が公平かどうかは、最終的には科学的に証明できる問題だ。
② この政策が公平かどうかは、最終的には個人の価値観による判断だ。
③ この政策が公平かどうかは、最終的には多数決で決める問題だ。
④ この政策が公平かどうかは、最終的には偏った意見に過ぎない。
②。subjectiveのコアは「自分という主体の内側を通した判断」であり、この文脈では「公平かどうか」という価値判断が客観的な事実ではなく、見る人の価値観・立場によって異なりうることを述べている。①は objective(客観的)の説明で誤り。③の多数決は本文に無関係。④は否定的すぎて、中立的なsubjectiveのニュアンスからずれている。
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