tax
【動】課税する、税金をかける、重荷を負わせる
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
taxのコアイメージは「強制的に何かを取り去ることで生じる重荷・負担」です。国家が国民から強制的に徴収する「税金」がその典型ですが、根底にあるのは「誰かに対して一方的に負担を課す」というイメージ。だから「税金」という意味のほかに、体力・忍耐・能力などを「酷使する・消耗させる」という動詞の意味も生まれます。つまり、お金が取られるのも、体力が奪われるのも、どちらも「持っているものを強制的に削られる」という同じ感覚から来ているのです。この核心を掴むと、文脈に応じた自然な日本語訳が自ずと導けるようになります。
2意味一覧
-
名詞
税、税金
国家が国民から強制的に徴収する金銭。「強制的に取り去られるもの」というコアイメージそのまま。 -
名詞
(心身への)重い負担、重荷
金銭以外でも「強制的に課される消耗・苦労」として、体力・精神・時間が削られる場面に使われる。 -
動詞
(人・物・収入などに)課税する、税金をかける
「強制的に徴収する行為を行う」というコアイメージから、課税するという動作を表す。 -
動詞
(体力・能力・忍耐などを)酷使する、消耗させる
お金を取るのと同じ構造で、体力や集中力などを「強制的に削り取る」イメージ。 -
動詞
(人を)非難する、責める(with を伴って)
見落とされがちな用法。「責任を強制的に負わせる」という意味で、tax A with B(AをBについて非難する)の形で用いられる。
3例文
4よくある間違い・注意点
動詞taxを「税金をかける」という意味だけで覚えると、’The work taxed his strength.’(その仕事は彼の体力を消耗させた)のような文で意味が取れなくなる。コアイメージ「強制的に削り取る」を意識することが重要。
tax A with B(AをBで非難する)という表現は日本の単語帳では省かれがちだが、イギリス英語などで使われる重要な用法。’She taxed him with lying.’(彼女は彼が嘘をついていると責めた)のように使う。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| levy | 主に「徴税・徴収の行為・制度」に焦点を当てた語。taxより硬い書き言葉的表現。 |
| burden | 「重荷・負担」という名詞の意味では近いが、burdenにはtaxが持つ「強制的に取られる」という能動的なニュアンスはない。 |
| duty | 主に輸入品にかかる関税(customs duty)に使われる。taxより適用範囲が狭い。 |
| strain | 体力・精神への負荷という意味ではtaxと近いが、strainは「引っ張られる・歪む」イメージで、継続的な蓄積よりも瞬間的な過負荷を含む。 |
対義語: subsidy(補助金)、relief(税の軽減・免除)
6派生語・関連語
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taxation
名詞
課税(制度・行為)、税制 -
taxable
形容詞
課税対象の、課税可能な -
taxpayer
名詞
納税者 -
tax-free
形容詞
免税の、非課税の
7コロケーション
- impose a tax on ~(〜に税を課す)
- income tax(所得税)
- tax one’s patience(忍耐力を酷使する)
8確認テスト
‘The constant noise from the construction site is really taxing my concentration.’
① 私の集中力に課税している
② 私の集中力を消耗させている
③ 私の集中力を発揮させている
④ 私の集中力を高めている
正解は②。taxのコアイメージは「強制的に削り取る・負担を課す」。ここでは集中力という「リソース」が工事の騒音によって強制的に奪われていく場面。「課税する」という訳を当てはめると不自然になるが、コアイメージを理解していれば「酷使する・消耗させる」という意味が自然に導ける。
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