tear
【名】涙
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
tearのコアイメージは「何かが力によって引き裂かれる・分断される」こと。動詞の「引き裂く・破る」は物理的に布や紙などを力で引き離す行為そのもの。名詞の「涙」は一見無関係に見えるが、実はtear(涙)はtear(引き裂く)と語源が異なる全くの別単語(発音も tíɚ と異なる)。動詞tearには「猛スピードで突進する」という意味もあり、これも「場を引き裂くように進む」イメージから来ている。動詞としてのtearは「のり・接着・つながり」に対する鋭い断絶の力であり、そこから「切り取る」「むしり取る」「心を引き裂く(感情的苦痛)」などの意味へと広がっていく。
2意味一覧
-
動詞
引き裂く、破る
つながっているものを力で分断するコアイメージそのもの。布・紙・皮膚など、あらゆる連続したものを物理的に引き離す行為。 -
動詞
(感情的に)引き裂く、苦しめる
物理的な断絶が心の断絶に転用されたもの。「心が張り裂ける」という日本語表現と感覚が重なる。 -
動詞
猛スピードで突進する、飛び出す
空間を引き裂くように突き進むイメージ。’She tore down the street.’(彼女は通りを猛ダッシュした)のように使う。 -
名詞
裂け目、破れ目
引き裂いた結果として残る「裂け目」。wear and tearのtearがこれにあたる。 -
名詞(発音: tíɚ)
涙
※これは発音が異なる別単語(tíɚ)。語源も全く別で、偶然つづりが同じ同綴異義語(homograph)。混同しないよう注意。
3例文
4よくある間違い・注意点
tearには「引き裂く(téɚ)」と「涙(tíɚ)」の2種類があり、発音が全く異なる同綴異義語(homograph)。テストや音読で混同しがち。文脈と発音記号を必ず確認すること。
tear(引き裂く)の過去形はtore、過去分詞はtornと不規則変化する。tear → tore → torn を必ず覚えること(teared × は誤り)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| rip | tearより荒々しく乱暴に引き裂くイメージ。勢い・破壊感が強い。’rip open a package’(荒々しく開ける) |
| cut | ハサミ・刃物など鋭利な道具による切断。tearが「力で引き裂く」のに対し、cutは「刃で切る」。 |
| split | 二つにきれいに割る・分裂するイメージ。tearより均等・対称的な分断感がある。 |
対義語: mend(繕う)、repair(修繕する)、join(つなぐ)
6派生語・関連語
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torn
形容詞・過去分詞
引き裂かれた、(気持ちが)揺れている(be torn between A and B:AとBの間で迷っている) -
tearful
形容詞
涙ぐんだ、泣きそうな(※「涙」のtear由来) -
wear and tear
名詞(慣用表現)
(使用による)磨耗、消耗
7コロケーション
- tear apart(〜を引き裂く、バラバラにする)
- be torn between(〜の間で引き裂かれる=迷う)
- tear down(建物などを取り壊す、引き倒す)
8確認テスト
‘She was torn between accepting the job offer abroad and staying close to her family.’
①彼女は海外の仕事のオファーを受けることと家族の近くにいることの間で、引き裂かれていた
②彼女は海外の仕事のオファーを受けることと家族の近くにいることの間で、迷っていた
③彼女は海外の仕事のオファーを受けることを決意し、家族のそばを離れることにした
④彼女は涙を流しながら、海外の仕事のオファーと家族のことを考えた
①②
【解説】be torn betweenは「AとBの間で引き裂かれる」が直訳であり、①「引き裂かれていた」は日本語でも「心が引き裂かれる」という自然な表現として広く使われる。②「迷っていた」は意訳として自然な日本語表現。①②いずれもbe torn betweenの訳として正しい。③は原文と逆の意味で誤り。④はtearを「涙」と誤解した誤り。tearのコアイメージ(二方向に引っ張られる断絶感)が心理的葛藤を表すのに転用された典型例。
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