trap
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
trapのコアイメージは「意図的に仕掛けられた、逃げ場のない状況・空間」です。物理的なわなであれ、精神的な罠であれ、「相手が気づかないうちに引き込み、そこから出られなくする」という構造が共通しています。名詞では「わな・策略」、動詞では「閉じ込める・追い詰める」という意味になります。たとえば、交渉で相手を言い逃れできない状況に追い込んだり、雪崩で人が建物に閉じ込められたりする場面でも使われます。「逃げ場をなくす仕組み」という視点を持つと、さまざまな文脈での意味が自然に理解できます。
2意味一覧
-
名詞
わな、罠
動物や人を気づかせずに捕らえ、逃げ場をなくす仕掛けそのもの。コアイメージの物理的な表れ。 -
名詞
策略、陥穽(かんせい)
物理的な道具でなく、言葉や状況を使って相手を逃げ場のない立場に追い込む「見えないわな」。 -
動詞
(人・動物を)わなで捕らえる、閉じ込める、追い詰める
「逃げ場のない状態にする」という動作。雪崩・火事などで物理的に閉じ込める場合にも、会話や論理で追い詰める場合にも使う。 -
名詞
(避けにくい)苦境、ジレンマ
「気づいたときにはすでに逃げられない状況」がそのまま「苦境・ジレンマ」を表す。poverty trap(貧困の罠)など社会的文脈でも頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
「trap」は物理的なわなだけでなく、言葉・状況・社会構造による「目に見えない罠」にも広く使われる。日本語の「わな」よりずっと使用範囲が広いので注意。
「be trapped in ~」(〜に閉じ込められる/〜から抜け出せない)という受動態の表現が頻出。「I feel trapped in this job.(この仕事から抜け出せない気がする)」のように、精神的な閉塞感にも使える。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| snare | 主に縄や輪で動物を捕らえる物理的な罠を指し、比喩的にも使うがtrapより限定的。詩的・文語的なニュアンスが強い。 |
| trick | 相手を「だます」行為や手口に焦点。trapは「逃げ場をなくす」ことが核心だが、trickは「欺くこと」自体が中心でそこから逃げられるかどうかは問わない。 |
| ambush | 待ち伏せによる奇襲攻撃を指し、軍事・物理的文脈で使われることが多い。trapより行動(攻撃)に焦点が当たる。 |
対義語: release、free
6派生語・関連語
-
trapped
形容詞
閉じ込められた、抜け出せない状態の -
trapper
名詞
罠猟師、わなを仕掛ける人 -
entrap
動詞
(人を)罠にはめる、わなにかける(trapより意図的・計画的なニュアンスが強い)
7コロケーション
- fall into a trap(罠にはまる)
- set a trap(罠を仕掛ける)
- be trapped in ~(〜に閉じ込められる、〜から抜け出せない)
8確認テスト
“Many young people feel trapped in a cycle of debt that seems impossible to escape.”
① 若者の多くは借金の悪循環に【わなを仕掛けられた】と感じている
② 若者の多くは借金の悪循環に【閉じ込められ、抜け出せない】と感じている
③ 若者の多くは借金の悪循環を【策略だ】と感じている
④ 若者の多くは借金の悪循環に【だまされた】と感じている
② 「be trapped in ~」は「〜に閉じ込められて逃げ場がない」というコアイメージの典型的な表れ。ここでは物理的な閉じ込めではなく、社会的・経済的に抜け出せない状況を表している。①は「仕掛けた主体」が不自然、③④は訳としてコアイメージから外れている。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。