trick
【動】だます、だまして…させる
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
trickのコアイメージは「相手の認識や行動を、巧みな仕掛けによってずらすこと」。マジシャンの「手品」も、悪意ある「策略・だまし」も、熟練者だけが知る「コツ」も、すべて「見かけと実態が違う」「普通とは違う方法で結果を引き出す」という共通イメージで結ばれている。手品師は観客の目をうまく欺いて現実を「ずらし」、詐欺師は相手の判断を巧みに操作して「ずらし」、プロが知るコツは素人には見えない「もうひとつのルート」で目標に到達する技術だ。「巧みな操作」が悪意を伴えば「だます」、無害なら「芸・手品・いたずら」、実用的なら「こつ・妙案」になる。
2意味一覧
-
名詞
手品、マジック
観客の認識を巧みにずらすことで「ありえないこと」を起こして見せる技術。コアイメージの最もわかりやすい具体例。 -
名詞
策略、たくらみ、だまし
相手の判断や行動を巧みにずらす仕掛けであり、悪意を伴ったコアイメージの表れ。 -
名詞
こつ、秘訣、妙案
普通の人には見えない「もう一つのルート」を知っていること。巧みな仕掛けが有益方向に向いたもの。 -
名詞
いたずら
悪意は薄いが、相手の予測をずらして驚かせたり困らせたりする軽い仕掛け。 -
名詞
芸、技、特技(動物や人のパフォーマンス)
訓練によって習得した、普通とは違う仕掛けを使った動作やパフォーマンス。 -
動詞
だます、欺く
巧みな仕掛けで相手の認識をずらし、意図しない行動や信念を持たせること。 -
動詞
〈trick A into doing〉だまして〜させる
相手の判断をずらすことで、本来なら取らないはずの行動を取らせるという使役的な用法。受験で頻出の構文。
3例文
4よくある間違い・注意点
trick と deceive は「だます」という訳が共通するが、trick は巧みな仕掛けや手口を使うニュアンスが強く、deceive は意図的に嘘や偽りを使って信じ込ませるニュアンスが中心。trick の方が「うまく操作する」という技巧性が際立つ。
「コツ」の意味を見落としやすい。The trick is to…(コツは〜することだ)という構文は会話・長文でよく登場するので、ネガティブな「だまし」の意味だけで解釈しないこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| deceive | 意図的な嘘・偽りで相手に誤った信念を持たせることに焦点。trickより「仕掛けの巧みさ」より「嘘をつく行為」に比重がある。 |
| cheat | ルールや約束を破って不正に利益を得ること。trickが「仕掛けで現実をずらす」のに対し、cheatは「正当でない手段で得をする」不誠実さが核にある。 |
| tip | 「コツ・助言」の意味ではtipと近いが、trickの方が「秘密めいた・ちょっとした仕掛け」感が強く、tipは単純な「有益なアドバイス」。 |
対義語: honesty(正直)、straightforwardness(率直さ)
6派生語・関連語
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tricky
形容詞
難しい、やっかいな/狡猾な(仕掛けが複雑でわかりにくいイメージ) -
trickery
名詞
欺瞞、詐欺的行為(trickする行為の総体) -
trickster
名詞
詐欺師、ずる賢い人
7コロケーション
- trick A into doing(Aをだまして〜させる)
- do the trick(うまくいく、目的を果たす)
- play a trick on A(Aにいたずらをする)
8確認テスト
“I’ve tried many methods, but adding a pinch of sugar is the trick to making the sauce taste just right.”
① いたずら
② 手品
③ コツ
④ 策略
③ コツ。the trick to doing で「〜するためのコツ・秘訣」という意味になる。この文では「たった一つのうまい仕掛け(巧みな方法)」がソースをちょうどよく仕上げる、というコアイメージが「コツ」として表れている。①②④はいずれも「巧みな仕掛け」という核は共通するが、この文脈(料理の方法の話)では不自然。
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