want
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
wantのコアイメージは「何かが欠けている・足りていない状態」です。古英語・古ノルド語のvanr(欠如している)が語源で、もともとは「不足・欠乏」を意味しました。そこから、欠けているものを「求める・欲しがる」という意味に発展しました。心の中に空白があり、それを埋めようとするのが want です。さらに「〜すべきだ(足りない部分を補う行動が必要)」や、名詞として「欠乏・貧困」という意味も、この「空白・欠如」という一本の軸から自然に派生しています。wishやdesireより日常的でストレートな欲求を表し、空白を埋めたいという率直な気持ちを示します。
2意味一覧
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動
欲する、望む、〜が欲しい
心に「空白」があり、それを埋めるものを求める状態。日本語の「欲しい」に最も近い、コアイメージの直接的な表れ。 -
動
〜してほしい、〜することを望む(want O to do)
自分の空白を埋めるために、他者にある行動をとってほしいという気持ち。誰かの行動が「欠けている」ので補ってほしいというイメージ。 -
動
〜すべきだ、〜した方がいい(You want to … の形)
「あなたには〜が足りていない=〜が必要だ」というニュアンスから、助言・提案として「〜すべき」の意味になる。 -
動
足りない、欠けている、必要とする
語源に最も近い意味。空白がある=何かが不足しているという状態そのものを表す。 -
名
欠乏、不足、貧困
「満たされていない空白」という状態が名詞化したもの。物質的・経済的な欠如を指すことが多い。
3例文
4よくある間違い・注意点
「want + to不定詞」と「want + O + to不定詞」の混同に注意。I want to go.(私が行きたい)とI want you to go.(あなたに行ってほしい)では主語の意志が全く異なる。
丁寧さのレベルに注意。’I want …’ は直接的・率直な表現で、フォーマルな場面やお願いには ‘I would like …’ の方が適切。wantは「欠乏」感が率直に出るため、目上の人への要望では失礼に聞こえることがある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| wish | 実現が難しい・非現実的なことへの願望を表すことが多い。心の奥での「祈り」に近く、wantより受動的・感傷的なニュアンス。(例:I wish I could fly.) |
| desire | wantより強く深い欲求・渇望を表す。フォーマル・文語的で、情熱や強い意志を伴うことが多い。 |
| need | 「必要性・必然性」に重点があり、客観的・論理的な欠如を示す。wantが「欲しい(主観)」なのに対し、needは「必要だ(客観)」というニュアンスの違いがある。 |
| crave | 食べ物や快楽など特定のものへの強烈・衝動的な欲求を表す。wantより感情的で切迫したイメージ。 |
対義語: have、possess、be satisfied with
6派生語・関連語
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wanted
形
求められている、必要とされている;(犯罪者が)指名手配の -
wanting
形
欠けている、不十分な(be wanting in 〜:〜が欠けている) -
want ad
名
求人・求職・売買の三行広告(want advertisement の略)
7コロケーション
- want to do(〜したい)
- want O to do(Oに〜してほしい)
- in want of 〜(〜を必要として、〜が不足して)
8確認テスト
“This old machine wants oiling.”
① この古い機械はオイルを欲しがっている。
② この古い機械はオイルが足りていて調子がいい。
③ この古い機械にはオイルを差す必要がある。
④ この古い機械のオイルを誰かに差してほしい。
③
主語が「機械」であることに注目。wantの「欠乏・不足」のコアイメージが直接表れており、「機械にオイルが欠けている=差す必要がある」という意味になる。①は擬人化しすぎで不自然、④はwant O to doの構文と混同している誤答。このように無生物主語でもwantは使え、「〜が必要だ・〜を要する」と訳すのが自然。
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