range
【動】…の範囲にわたる、及ぶ、整列する
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は18冊に掲載されています。
1コアイメージ
rangeの根底にあるイメージは「一方の端から他方の端まで、広がりを持って連続している」こと。もともと「整列させる・並べる」という意味のフランス語が語源で、「列をなして広がる」感覚が核心にある。名詞として「範囲・幅」「射程距離」「山脈」「レンジ(調理器具)」など多岐にわたるが、すべて「連続的な広がりの中に収まっている」イメージで統一できる。動詞としても「(ある幅の中で)及ぶ・わたる」「動き回る」と、広がりの中を移動・展開するニュアンスが共通している。
2意味一覧
-
名詞
範囲、幅、多様性
ある上限と下限の間に広がる連続的な空間がそのまま「範囲・幅」を意味する。a wide range of〜(幅広い〜)という形でよく使われる。 -
名詞
射程距離、届く距離
物理的な「広がりの限界点」が射程や到達距離を表す。弾や電波などが届く最大の広がりをイメージするとつながりやすい。 -
名詞
山脈
山が連続して連なる様子も「横に広がり続けるもの」であり、コアイメージと一致する。a mountain rangeの形で頻出。 -
名詞
(ガス・電気)レンジ、調理器具
複数のバーナーが並んで広がって配置されているキッチンの調理台を指す。英語圏では日常的に使われる意味だが日本の単語帳では見落とされやすい。 -
動詞
(ある幅の中で)及ぶ、わたる
「AからBまでの広がりの中に収まる・展開する」というコアイメージが直接動詞に転用されたもの。range from A to Bの形が最頻出。 -
動詞
広い範囲を動き回る、歩き回る
「広がりの中を自由に移動する」イメージから、動物や人が広い範囲を動き回ることを表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
range from A to Bと似た表現のvary from A to Bを混同しがち。rangeは「A〜Bという幅の中に分布している」という静的・空間的な広がりを強調するのに対し、varyは「A〜Bの間で変化する」という変動・動的なニュアンスが強い。
a range of〜は「一定の幅・多様性」を含意するため、単に「いくつかの」と訳すと意味が薄れる。「幅広い〜・様々な〜」のように、広がりのある多様性を日本語に反映させることが大切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| scope | 扱える「対象や内容の広がり」に焦点を当て、能力・権限・話題の及ぶ範囲を指す。rangeより抽象的・制度的なニュアンスが強い。 |
| span | 時間や空間の「一方から他方への長さ・区間」を強調する。rangeが「幅の中の分布」なら、spanは「端から端までの距離そのもの」。 |
| variety | 「種類の多様性」に特化した語で、rangeのように連続的な広がりではなく、異なる種類が存在するという意味合いが強い。 |
対義語: limit、restriction
6派生語・関連語
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ranger
名詞
レンジャー(広い範囲を巡回する人)、森林警備員 -
arrange
動詞
整列させる、手配する(ar-+rangeで「列に並べる→整える」)
-
arrangement
名詞
配置、手配、取り決め
7コロケーション
- a wide range of〜(幅広い〜)
- range from A to B(AからBにわたる)
- a mountain range(山脈)
8確認テスト
“The discussion ranged over topics from climate change to artificial intelligence.”
① その議論は気候変動から人工知能まで多岐にわたった。
② その議論は気候変動から人工知能まで整列された。
③ その議論は気候変動から人工知能まで制限された。
④ その議論は気候変動と人工知能の間で変動した。
①が正解。rangeの動詞「広い範囲を動き回る・及ぶ」というコアイメージが、話題が広い空間を自由にわたっていく様子として現れている。「整列された」(②)も語源的には近いが文脈に合わず、「制限された」(③)はコアイメージと逆。「変動した」(④)はvaryのニュアンスで、rangeの「広がりの中に収まる」感覚とは異なる。
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