ordinary
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は18冊に掲載されています。
1コアイメージ
ordinary の語源はラテン語の ordo(秩序・順序)。つまり「定められた秩序や基準の範囲内に収まっている」というのがコアイメージ。特別な逸脱もなく、驚きもなく、あるべきところにあるべき状態で存在している、という感覚だ。日本語で「普通」「平凡」と訳されることが多いが、ニュアンスはそれより少し広く、「これといって際立った特徴のない、標準的な状態」を指す。良い意味でも悪い意味でもなく、ただ「基準の枠内にある」という事実を述べる言葉。そのため、文脈によっては「日常的な」「ありきたりの」「取り立てて言うほどのことのない」などさまざまに訳せる。out of the ordinary(普通とは外れた=異常な・特別な)という熟語は、このコアイメージを反転させた表現として頻出。
2意味一覧
-
形容詞
普通の、平凡な、ありきたりの
「秩序の中に収まっている」から、特に目立った点のない標準的な状態を指す。良くも悪くもなく「基準通り」というのが本質。 -
形容詞
日常的な、通常の
毎日繰り返される秩序の中の出来事、という意味で「日常の・いつもの」というニュアンスにもなる。ordinary life(日常生活)のような使い方がこれ。 -
形容詞
(人が)平凡な、凡庸な、取り柄のない
人に使うと「秩序の中に埋もれた、特に抜きん出たところのない」という含意が生まれ、しばしばやや否定的なニュアンスを帯びる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「ordinary=悪い・つまらない」と思い込まないこと。ordinary は価値判断をあまり含まず「基準の中にある」という事実を述べるだけ。否定的ニュアンスを強く出したいときは mediocre(凡庸な・水準以下の)を使うほうが自然。
out of the ordinary を「秩序の外=異常・特別」として覚えておくと、文中での意味がすぐに見抜ける。受験でも頻出のイディオムなので必ず押さえること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| common | 「広く共有されている・よくある」という頻度・普及度に焦点。ordinary が「基準の中にある」なのに対し、common は「多くの人・場面に見られる」という分布のイメージ。 |
| normal | 「規範・基準に合致している」という正常性を強調。ordinary が秩序の範囲内というフラットなイメージなのに対し、normal は「そうであるべき状態」という基準が前提にある。 |
| mediocre | 「平均的で物足りない・水準以下」という否定的評価を伴う。ordinary より明らかにネガティブ。 |
| average | 「平均値・中間値にある」という数値的・統計的な意味合いが強い。ordinary より客観的・数量的なニュアンス。 |
対義語: extraordinary、exceptional、remarkable、unusual
6派生語・関連語
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ordinarily
副詞
通常は、普通は(=usually) -
extraordinary
形容詞
並外れた、非凡な、異常な(extra-=外に+ordinary)
-
ordinariness
名詞
平凡さ、普通であること
7コロケーション
- out of the ordinary(普通とは違う、異常な)
- ordinary life / ordinary people(日常生活 / 一般の人々)
- in the ordinary sense(通常の意味において)
8確認テスト
“He may look like an ordinary person, but his mathematical ability is truly remarkable.”
①平和な
②特別な
③普通の
④幸福そうな
③「普通の」が正解。ordinary は「特に目立った特徴がなく、基準の範囲内にある」というコアイメージを持つ。この文では「一見すると普通の人に見える」という意味で使われており、後半の「数学的能力は驚くべきもの」との対比を強調している。①②④はコアイメージから外れており不適切。
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